ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

世界文化遺産 嚴島神社(安芸の宮島)

2012年08月08日 | ウマさんのキャンピングカードライブ
2012年8月8日(水)


世界遺産 「嚴島神社」(安芸の宮島)へ行ってきた。
広島市の南西、嚴島(宮島)に北西の海に面して鎮座する嚴島神社は、
全国に約500社ある嚴島神社の総本社である。
平成八年(1996)12月、ユネスコの世界文化遺産に「嚴島神社」として登録されている。
嚴島は俗に「安芸の宮島」と呼ばれ、日本三景の一つとなっている。


フェリーターミナル
雅楽の舞いの像が厳島神社を強く印象づける。


宮島へのフェリーはJR西日本と宮島松大汽船の二つがある。
料金はどちらも片道170円、往復340円である。
JR西日本がたまたま出航間近だったので、そちらを利用した。


JR西日本宮島フェリー「みやじま丸」


宮島に近づくにつれ、次第に鳥居が大きくはっきりと見えるようになってきた。


フェリーが大鳥居の近くで大きく旋回する。
大鳥居に接近して途中で角度を変えて見せるのもサービスの一つなのだろう。


豊国神社(千畳閣)の五重塔が見える。


島に上陸すると、先ず目に付くのが鹿である。
人に馴れていて、近寄っても逃げないし、鹿の方から近寄ってくる。


嚴島神社への通り道(行き帰り)は、アーケードの商店街を通るように造られている。
なかなかの賑わいである。


特大杓子(しゃくし
その由来は以下のように説明されている。
江戸時代の寛政年間(1789~1800)、宮島の「時寺」に誓真という僧がおられ、ある夜弁財天の夢を見、
その手にされた琵琶の形の美しさを杓子に写し、それを作ることを島の人に教えたことが始まりと云われている。
飯とる・すくい取ることから、幸運・福運・勝運をすくいとる祈願杓子としても縁起の良いものとされている。


沖合を見ると、手漕ぎ舟の一行が嚴島神社を目指していた。
全員編み笠を被っているのが良い。手漕ぎ舟によく似合う。


ほどなく大鳥居の下に到着していた。
大鳥居を真下から見る気分はさぞかし壮快だろう。


嚴島神社全景


我々も嚴島神社へ向かった。
嚴島神社の参拝入口。


「世界遺産」の字が誇らしい。
平成八年(1996)12月、広島の原爆ドームとともに世界文化遺産に登録された。


嚴島神社の景色(1)
ちょうど満潮で、運良く神社全体が潮に浸っているのを見ることができた。


嚴島神社の景色(2)
廻廊


嚴島神社の景色(3)


嚴島神社の景色(4)


嚴島神社の景色(5)
豊国神社の五重塔が見える。


チヌが悠然と泳いでいるではないか。
ちょっと分かりづらいかもしれないが、40Cmほどのチヌである。
何組かのペアが確認できた。潮が満ちてくると、神社の近くまで寄ってくるのだ。


嚴島神社の景色(6)
平安時代の舞楽が舞われる舞台。
舞楽とは、雅楽による舞踊のことで、陵王・振鉾・万歳楽・延喜楽・太平楽・抜頭など二十数曲が、
今なお嚴島神社で舞われるそうである。


嚴島神社の景色(7)
海側から舞台・本殿を見たところ。


嚴島神社の景色(8)
本殿


嚴島神社の景色(9)
廻廊


厳島神社の景色(10)
日本で唯一海中に建てられている能舞台というのが、特徴である。
切妻造・桧皮葺の造りは国重要文化財に指定されている。


嚴島神社の景色(11)
太鼓橋は、長さ21m、幅4m、高欄は丹塗り・橋脚は墨塗り。
別名、勅使橋とも云い天皇からの使者(勅使)だけがこの橋を渡ることができた。
鎌倉期に既にあったが、現在のものは弘治三年(1557)毛利元就・隆元父子により再建されたもの。


嚴島神社の景色(12)
嚴島神社の出口


千畳閣の五重塔
やはり宮島には朱塗りの塔が映える。


千畳閣(豊国神社とよくにじんじゃ
天正十五年(1587)、豊臣秀吉が戦で亡くなった者への供養として毎月一度千部経を読誦するため
政僧・安国寺恵瓊に建立を命じた大経堂(読経所)である。
桃山時代の豪放なもので、秀吉公の気風をよく現した建物であるが、途中で秀吉公が逝去したため、
未完成となって現在に至っている。
明治時代に秀吉公と加藤清正公が祀られ、豊国神社となっている。


畳857枚分の広さがあることから千畳閣と呼ばれてきた。
千畳閣の内部は桁行41m、梁間22mと広く、豪快な太い柱で支えられている。


天井には奉納されたたくさんの絵馬が飾られていた。
江戸時代、既にここは交流の場・納涼の場として人々に親しまれていたようだ。


暑さ凌ぎに休憩している姿が見える。
海からの風が心地良い。
しばらく休んで行きたいが、かみさんを待たせているのでそうもいかない。


千畳閣の隣に建つ五重塔
応永十四年(1407)に建立されたものと伝えられている。
五重塔の高さは27.6m、和様と唐様を巧みに調和させた建築様式で、桧皮葺の屋根と朱塗りの柱や垂木の
コントラストが美しい塔である。


かみさんと商店街で落ち合い、土産物店で一休み。
かき氷(いちごミルク)が冷たくて美味しかった。
かき氷を買ってまで食べたことなど最近では殆どないが、この時は何故か妙に食べたくなった。


温かいもみじ饅頭もなかなか美味しかった。
甘いものが欲しくなったのは、暑さで疲れていたからなのだろうと思う。


帰りの舟から見た大鳥居は夕日を受けて輝いていた。


既に16時20分を過ぎていたが、フェリーはまだ頻繁に宮島に向かっていた。


JR宮島口駅


この辺りの瀬戸内海一帯は穴子がたくさん採れるのだろう。
あちこちで「穴子めし」が売られていた。
駅前の穴子飯の専門店で一つ(1,470円)買ってみた。


この後、温泉付道の駅「スパ羅漢」に向い、汗を流してさっぱり。
夕食には穴子飯(穴子弁当)を食べた。


味は香ばしくてとても美味しかった。
かみさんと半分づつだったが、十分な量だった。
二つ買っていたら食べ残すところだ。



明日は、広島城に登城することにしたい。
広島記念公園にも寄ってみたい。


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