ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

花菖蒲を堪能 水郷潮来をめぐるみち

2018年06月01日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2018年6月1日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成30年度第9回(2018年第19回)、「あやめの里水郷潮来をめぐるみち」ウォーキングに参加した。
この日のコースは、2015年12月25日(金)に有志による一泊忘年会で訪れて以来、
2年半ぶり2回目となる。

第一集合場所の乙戸沼公園に集まったのは、18名。
乙戸沼公園にしては多いのかなと思ったのだが・・・


車5台に分乗して潮来市のショッピングセンター「アイモア」へ。
現地に到着したのは10時15分、ほぼ予想どおりである。
4名(夫婦2組)が現地直行していた。
結局この日の参加者は、現地直行の4名を加えて22名、
予想を少し下回った感じだ。


「FOOD MARKET KASUMI」の入口前で
準備体操(1)


準備体操(2)


準備体操(3)


準備体操(4)


10時45分、TKさんを先頭に出発!
『いやぁ 今日は暑くなりそうだなぁ』


「アイモア」と隣のホームセンター「NAFCO」の間を進み、
突き当りを左に曲り、住宅地へ。


直ぐに右折して住宅地の中を進み、JR鹿島線方面へ。


JR潮来駅の駅裏という地理的理由によるものなのか、飲み屋などが多い。
韓国やタイなどのスナック・居酒屋の看板が目立つ。


大衆割烹や蕎麦など和風の店もある。


JR鹿島線の下を潜って真っ直ぐ進むと・・・


前川のあやめ園に出た。
菖蒲の花が満開時期は少し過ぎてはいるものの、見るには充分という状態だ。
今年はあらゆる花の開花時期が例年に比べ1週間から10日は早い。
『見るには充分だよね~っ』
『だけど何とか間に合って良かったわね~っ』


櫓舟遊覧船がゆっくり前川を上って行く。
『風に吹かれて気持ち良さそうだわね~』


藤棚の下を通り、


水雲橋方面へ。


前川櫓舟遊覧船乗り場
手漕ぎ舟の発着場だ。
5月26日(土)から「水郷潮来あやめ祭り」が始まっているためか、
平日にも関わらずけっこう賑わっていた。


水郷筑波国定公園”潮来”の看板と太鼓橋風の水雲橋


前川櫓舟遊覧船待合所の前に”潮来の伊太郎”の銅像が建てられている。
伊太郎は、ご存じ橋幸夫のデビュー曲「潮来笠」のあの伊太郎である。


振り返って伊太郎像が見つめる前川あやめ園を望む。
素晴らしい眺めだ。


水雲橋という名は、潮来村が生んだ郷土の先人宮本茶村に由来する。
寛政五年(1793)潮来に生まれた茶村は、文久二年(1862)70歳で没するまで、
詩人・教育者・庄屋・郷士・考証学者として数多くの業績を残した。
特に天保期の飢饉では村民に荒年の心得を説き、同士と共に義倉を設け、
また私財を投じて窮民を救済した。
この偉業を後世に伝え、その名を永く留めるため、前川に初めて架設された橋には、
茶村の晩年の号「水雲」から「水雲橋」と命名した。
(説明板から抜粋)


水雲橋から常陸利根川方面のあやめ園を望む。


水雲橋は2つの太鼓橋から成っている。
先頭Gは、2つ目の太鼓橋からの眺望を楽しんでいるところだった。


もう一つの太鼓橋へ。


前川を遡る手漕ぎ舟


2つ目の太鼓橋から前川上流方面を見たところ。
常陸利根川から分流した前川は、4Km先の北浦に合流している。


水雲橋を渡り終えて対岸へ。


『この時期に来たのは初めてだけど、来て良かったぁ』


大門河岸公園という小さな公園の角を右に曲り、


次の目的地、長勝寺へ向かう。
長勝寺へと続く門前通りは、車がようやく1台通れるほどに狭い。


玄関に吊るし雛を飾っている家が多い。
(長勝寺門前通りには、「つるし雛の会」というのがある、そうだ)


11時10分、長勝寺の正門に到着


参道を進む。


正門に続いて山門(楼門)が現れた。
この楼門は、普門院において元禄六年(1693)~同十三年(1700)にかけて建立され、
完成間近の同十三年、徳川光圀の命によって長勝寺に移築された。
県指定有形文化財になっている。


楼門を潜ると、さらに参道が続いていた。


長勝寺本堂(仏殿)
臨済宗妙心寺派に属し海雲山と号する古刹で、本尊は木造阿弥陀如来
文治元年(1185)源頼朝が、鹿島に隣接するこの地に武運長久を祈願して創建し、
江戸時代に水戸藩主の徳川光圀が諸堂宇を修復したと伝えられている。
茅葺の一重入母屋造の実に堂々たる構えである。
規模雄大な建築で、禅宗建築として唐様様式の貴重な遺構である。
県指定有形文化財になっている。
(説明板より抜粋)


本堂(仏殿)手前右に勢至堂が。
阿弥陀三尊仏の勢至菩薩を祀るお堂である。


ボランティアの女性が案内をしてくれるというので、
手短にということでお願いした。


仏殿棟上には源氏の定紋「笹りんどう」が配されている。


仏殿内部の説明に熱心に耳を傾ける当会の会員


仏殿内部
ご本尊は、阿弥陀三尊仏。
厨子の中央に阿弥陀如来座像、左に観音菩薩、右に勢至菩薩の脇持立像を
三尊像と言う、とのこと。
向かって右側には毘沙門天が睨みをきかせている。


仏殿手前右の鐘楼


梵鐘(銅鐘)
この銅鐘は、元徳二年(1330)北条高時が上総国府城主千葉五郎禅門道暁との
発起により、長勝寺の創建者である源頼朝公の菩提の為に寄進したものであり、
鐘名並びに序文の作者は、鎌倉円覚寺16世清拙和尚(大艦禅師)で、
鋳物師は甲斐権守卜部助光である。
(説明版より)
国指定重要文化財となっている。


芭蕉時雨塚
松尾芭蕉が鹿島紀行での帰路に詠んだ時雨塚(句碑)がある。
旅人と 我名呼ばれむ 初しぐれ


芭蕉句碑の先に中朱門があり、門を潜ると、


きれいに手入れされた庭があった。
その奥に・・・


座敷の奥に金色の観音様が祀られていた。
”ふれあい観音”と言い、直接触れても良いそうだ。


福禄寿の像
長勝寺は、常陸七福神の一つとなっている。


方丈には吊るし雛が飾られている。
潮来には吊るし雛を作る同好会が在り、
長勝寺や門前の民家を展示会場にしているのだそうだ。


方丈の廊下にもたくさんの吊るし雛が。
奥の部屋では抹茶がいただける(500円)そうである。


再び仏殿のある境内に戻る。
境内には源頼朝のお手植えと伝わる文治梅とよばれる梅の古木や、


臨済宗の開祖、栄西が日本に持ち帰ったと云われる、
天然記念物の菩提樹の大木もある。


菩提樹の花
菩提樹の葉からオレンジ色の花が下を向いて咲いていた。
仄かに甘い香りを漂わせていた。
『葉っぱから花って珍しいわね~っ』


長勝寺を後にして、長勝寺裏の稲荷山公園へ。


稲荷山公園を目指す。


稲荷山公園への急坂を上る。


坂道を上ったところに水戸光圀公御休処の「遺愛亭跡」と書かれた
看板が立っていたが、建物などは何も残っていない。


稲荷神社に向けて檜の林を進む。


『散歩するには良いコースだねぇ』


稲荷山公園にはたくさんの紫陽花が植栽されている。
いろんな種類の花が咲き始めていた。
あと半月もすれば見頃になるのだろう。


林の中に小説家で文豪の菊池寛實の顕彰碑が。


稲荷神社が見えて来た。


14時34分、稲荷大明神に到着した。
宝暦十三年(1763)四月二十八日に、京都伏見稲荷神社の分霊を迎えて、
一時長勝寺に奉斎した。
その後、現在地に神殿を新造して奉斎した。
(説明板抜粋)


『いやぁ 素晴らしい眺めだね~っ』


稲荷神社からの眺望
潮来市街地と水郷が一望できる。
常陸利根川方面正面に「富士屋ホテル」と潮来大橋が見える。


稲荷山からの眺望
潮来ホテル


東屋で一休み


稲荷神社の境内には、いろんな碑が建てられている。
これは、「潮来町立女子技芸学校跡」の碑
技芸学校は、神社の横に明治40年頃に建てられたようで、
その後昭和13年に東の方に移転した、とのこと。
その後高等女学校になり、現在の県立潮来高校になった、そうである。


茨城百景水郷潮来の碑
稲荷神社からの眺望景色を指しているのだろう。


茨城百景碑の左側に野口雨情作詞、中山晋平作曲の詩碑がある。
碑には、「船頭小唄」の歌詞が刻まれている。
♪~俺は河原の 枯れすすき~♪
森繁久弥の歌を想い出す。


稲荷神社の急な石段を下ったところに、


薬師堂があり、


その前に道祖神がぽつんと立っていた。


狭い路地を常陸利根川方面へ。
車がすれすれに通り抜ける。
『車だよ~ 気を付けて~っ』


少し広い道路に出て、常陸利根川方面へ。


潮来富士屋ホテルの横を通り過ぎると、


常陸利根川の橋が見えた。
常陸利根川(北利根川)に架かる潮来大橋を右手に見ながら川下に進む。


常陸利根川の川岸を歩いてみよう。


川岸に沿って潮来駅方面へ。


『川岸を歩くのって気持ちが良いわねっ』


川岸を潮来駅方面へ。


「十二橋めぐり」用の遊覧船が係留されていたが、
お客や船頭さんの姿は見えない。


土浦港からは土日に一往復のみとなっている。
『ジェットホイルに一度乗ってみたいねぇ』
(毎年6月の土日に運行し、片道2,100円、往復3,700円) 


常陸利根川を後にして、潮来駅方面へ向かう。


前川の水門
前川は、常陸利根川から分流し、4Km先の北浦に合流する。


前川の遊覧船乗り場にも人の姿は見えない。
平日は、あまり乗る人はいないということなのだろうか?
屋根付き船は、雨が降ったら利用されるのかもしれない。


前川に架かる橋から水門方面を見たところ。


前川沿いの「前川あやめ園」


前川を渡り、潮来駅方面へ。


県道101号を進むと、左手にJR潮来駅が見えた。


潮来駅のガード下を通り、


少し進むと、ショッピングセンター「アイモア」駐車場に到着した。


ゴールのKASUMI FOOD CENTERへ。


12時22分、ゴールのKASUMI FOOD CENTER前に到着
昼食は、車単位でそれぞれ好みの店に行くことにして、
ここで解散することにした。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


12時49分、我車の6名は、ショッピングセンター「アイモア」から車で15分ほどの
国道51号沿いの「ふな彦」に到着。
TKさん車(4名)も後に続いた。


『何にしようかしらっ』


いろいろと悩んだ結果、
10名全員「うな玉丼」(コーヒー付き980円)を注文。
うな重は、また別の機会にしようということに。
『親子丼みたいだねっ』


『うなぎはちょっとだけ入ってる感じだねっ』


食事風景


『いやぁ 喰った喰った』
『けっこうお腹いっぱいになったねっ』

この後、車単位で帰路に就いた。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』

”あやめの里水郷潮来をめぐるみち”ということで、水郷潮来の町を歩いた。
2015年12月25日(金)に有志による一泊忘年会で訪れているが、
「あやめ祭り」の時期としては、初めてである。

昨年、今年の6月1日を計画した時には、あやめ(花菖蒲)には少し早いかな
と気になっていたが、ほぼ見頃というよりも何とか間に合ったのは良かった。
もう1週間遅らせていたら、満開の花菖蒲は見ることが出来なかったように思う。

この日の様子では、あと1週間もすれば見頃は過ぎてしまうと思われる。
「水郷潮来あやめ祭り」は6月24日までだが、それまで花は持たないだろう。
他人事ながら、”潮来観光”の方が気になる。

この日の万歩計は、8,500歩を少し超えたに留まった。

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