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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



手術なり~



ー11月28日ー
主治医との約束の時間は5時。
3時病院に行ったら、パパが病棟の談話スペースで私を待っていた。
↑私が買って行ったスポーツ新聞を読むパパ。
しばらくどうでもいい世間話をしたあと、パパ「明日手術をするんだ」
言った。
「あらまぁ、その気になったの?でも、急ねぇ」
そう、私は主治医に今の状況と今後ののことを聞きに来ただけで、手術の
説明を聞きに来たわけではない。
パパ「誰かの明日のオペがキャンセルになってオペ室が空いて、ちょうど
麻酔医のスケジュールも合ったんだって」

「ふーん。でもまぁ、どっちにしてもやらなきゃいけないことなんだから、
早い方がいいよ」

突然だったけど、パパに考える時間が少ないのはありがたかった。
考えれば考えるほど、怖くなるだろうからね。
夕方、まず主治医の話を聞く。
おわかりになります?右肺が縮んできてるでしょ?
でも、肺臓炎(白いモヤモヤした影)は確実によくなってきているよう。
主治医「自然治癒の可能性はないから、手術をしましょう。私の所見では、穴の開いている箇所は上の方の比較的健康な細胞のところだと思います」続いて、執刀する外科医の話
「穴の開いている箇所は、たぶん腫瘍のある下の方だろう」
ウムム。
内科医は、1%でも可能性があるなら、その1%のポジティヴな方を100の
ように話す。
反対に外科医は、1%のネガティヴなことを100のように話す。
それぞれの役割ですな。
私は改めてパパの主治医に感謝した。
↑パパにいつも嘘ではないけど、本当でもない話をしてくれる。ありがたい。
事前検査が充分でないこと(血栓の有無、心臓)、でも、そのリスクに見合う処置であることなどの説明を聞く。
1番の気掛かりは、全身麻酔のために着ける人口呼吸器が外せない場合があること。
そうなると気管切開して、一生痰を吸引しなければならないらしい。
おまけに話すことが出来なくなる。
たぶん、これから酸素を常時持ち歩かなきゃいけないパパにとっては、このことは、生活の質に係わる大変なこと!
お願いですから、それだけは勘弁してください。
いろんなことを考えながら、一晩を過ごす。

ー11月29日ー
手術は9時半の予定。
8時半にママと病院に到着。
パパと麻酔医の話を聞く。
正直、彼の話が1番怖かった。
↑外科医の話よりずっと怖かった。
彼は、起こったことのない0の話を100のように話す役割。
ある意味、彼が1番プロフェッショナルだった。
「画像で見たところ、気管がちょっと変わった形をしています。人工呼吸器がうまく入らなければ、この手術はしません。麻酔を掛けること自体冒険なん
ですから、それ以上の冒険はしません」

ええっ!?手術が出来なかったら、どうなるんですか?
パパも私もグッと落ち込む。
予定通り、パパは、9時にオペ室へ。
私とママは特別話もせず、パパの帰りを待つ。
↑私は数独をやっていたが、解けるはずもなく・・・。
あまり早く帰ってくるのも「手術が出来なかった」ということだから、複雑。
1時にパパは無事戻ってきた。
血小板低下で脊髄に打つ痛み止めを打てないパパ、余分に麻酔を効かせていたせいか、まだいびきをかいて眠っていた。
外科医の話では、「穴は見つかって塞ぎました。空気漏れをしていない」
↑内視鏡では無理で、やっぱり開胸した。10cmくらいの傷かな。
もちろん、人工呼吸器は外れ、気管切開はしなくて済んだ。
ふぅ~。とりあえずこの手術は成功したのね。
ホッとした私とママは、お昼ご飯を食べに行きました。
↑こんなときにも忘れない。(笑)
ママを家に送って、私だけ病院へ。
看護士さんたちがモニターのチェックだけではなく、10分おきくらいにやって来て声掛けをしてくれたりしてた。
↑ICUが一杯で、内科病棟に戻ってきたの。(笑)
コレが彼女たちの仕事とは言え、とってもありがたかった。
私はいるだけで邪魔だったけど、夕方までパパの側にいた。
本当にパパが無事に戻ってきてくれてよかった。
↑本当は口には出せないけど、恐ろしいことを考えてた私。

ー11月30日ー
10時頃、ママと病院へ。
パパは39度近くの熱があったのに、普通に話してた。
↑もちろん痛みは、すごいものらしい。
来れなかったねぇやんのためにパパの写真を送ってやろう、と内緒で携帯で写真を撮った。
↑悪いヤツ!
「パパ、Vサインして!」
↑入れ歯を外して変な顔!
フフフ。手術後の大変なときにこんなことをさせる娘、その娘に応じる父。
やっぱり私たち父娘って、おかしいかも!?
午後には熱も下がり、尿道カテーテルも外れ、自分で歩いてトイレにも行けるようになった。
すごいぞ!パパ。すご過ぎるっ。
夕方までパパに付き添い、「この調子なら大丈夫」と戻ってきた。
ふぅ~。長かったような短かったような・・・。
さすがに私も脈拍が90も越えて、ちょっとシンドイ。
おまけにまた親戚の「トホホなこと」に付き合わされて、ヘトヘト。
主治医からまた新たな悪いニュースを聞かされたけど、もういい。
このことはパパ・ママに話すつもりはない。
とりあえず、この日はパパが元に戻れそうなことだけ喜ぶ。


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