カウンターサービスが終了してしまいました。

何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



平成中村座に行って来たなり〜







今日は雨が降ってて散歩はお休みの日だったんだけど、手紙を投函しに行くついでに傘をさしながら歩いちゃった。
出るときは小雨だったのに、途中からまぁまぁの雨になって靴が濡れて気持ち悪いことになったわ。

さて、そろそろ中村座の記録を残さないとねー。
記憶がかなり怪しい。(笑
中村座は「2018年11月」以来です。
相変わらず、入退場、トイレ、お茶子さんの客捌きは見事でございました。
勘三郎さんの目もあちこちにあります。
入場前からワクワクするよね。
実は雰囲気は好きだけど、平場に座るのも隣の人とべったりな距離もあまり好きではないの。
隣りの人との近さとか、足の持って行き場のなさのストレスって、案外来るのよね。
なので、私は隣りにも前にも人がいない、おまけに座布団が2枚のドブ席最前列を敢えて取ってます。
今回も快適でした。
所作台が置かれると上手が見切れるんだけど、取り除かれるとめっちゃ視界が広がって舞台が近いです。
ちなみにマリ造には花横2列目で隣りに人がいないところを取りました。
やっぱりこの小さい小屋の近さ、いいよねー。
そこは魅力よ。
ただ魅力と我慢出来るかどうかは別。(笑
椅子もちゃんとした背もたれがあればええかなぁ、と思うんだけど、あのスペースに2時間も座ってる自信がないわ。
私が観たのは夜の部の「綾の鼓」「唐茄子屋」
宮藤官九郎さん脚本の「唐茄子屋」目的で行ったんだけど、「綾の鼓」が思いの外良くてねー。
姫に恋心を抱く三郎次(虎之介)、姫(鶴松)に布を貼った鼓を鳴らせと意地悪な指令を受けるの。
鼓の師匠(扇雀)に習い、遂に姫の前で布の鼓を鳴らすことが出来るのよ。
姫の反応もそこそこに師匠に報告に行くも、師匠は既に息絶えていた。
という話自体は大したことないんだけど、美しく切ない舞踊劇でねー。
めっちゃよかった。
虎之介さん、いいわ〜。
メインの「唐茄子屋」はねー、ただただおかしかった。
坊主が鈴を股に付けてそれを鳴らしたりする下ネタがあったり、子供が遊郭へみたいな場面もあってねー。
エロが過ぎるとか、児童虐待だとか、クドカンも兄弟も悪ノリし過ぎてると批判されてたのよ。
コレ、落語の唐茄子屋政談ベースにしてるんだけど、鈴ふりにそういう描写があるんだよね。
「こんなの歌舞伎じゃない」「気分が悪い」と散々Twitterで言われてました。(笑
首吊りのシーンにまで文句を言うてる人がいた。
↑腹切りの場面のある演目は売るほどあるだろうに。(呆
うーーん、なんだろ、この嫌らしさ。
じゃ、鳴神や桜姫でも「エロだエロ!」と騒ぐのかな。
寺子屋や先代萩や熊谷陣屋で「児童虐待!」と騒ぐのかな。
「古典古典」言うて、忠誠にために我が子を殺しちゃう芝居を、ありがたがって観てるんでしょう?
ちゃんちゃらおかしいわ。
私はね、歌舞伎なんて所詮大衆芸能と思ってる。
なんでもありの芸能でしょうよ。
おまけにここは江戸時代の芝居小屋を再現してるんだから、猥雑であっていいんじゃない?
確かにクドカンのその部分のセリフはしつこかったし、削ってもストーリーに影響もしないとは思う。
だけど、しょうもない客に忖度したり迎合したりするのは、ちょっと癪に触る。(笑
ふふふ、楽しいは正義よ。
ほんまにとてもリズムがあって、ホロリとさせるええ話やったの。
世話物で残っていってもええと思う。
獅童さんの超歌舞伎並みの客の煽りもよかったし、兄の不器用でお調子もんもよかった。
↑来月は橋之助さんだけど、アレ、出来るかなぁ。
オフシアター歌舞伎でも思ったけど、荒川良々さん、歌舞伎の舞台に立っても全然違和感がないのね。
ええスパイスになってました。
もうね、片岡亀蔵さん、扇雀さんがいるだけで、バカバカしいものがキリッと締まる。
私は好きな演目でした。
良席の戻りがあったら、来月も観たいと思ったよ。
めっちゃ笑って幸せな気分で小屋を出られました。


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