ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

ホメオパシーとは何ぞや?

2010年07月01日 | 美容、健康
去年の1月に14歳10ヶ月で亡くなったバニラは6歳の時に:「もう手のほどこしようがありません。この外耳炎が中耳炎になり、脳にいき、痛くて狂うようにして死ぬのがウエウティではよくあります」と3年通った東大付属家畜病院で言われました。原因はアトピーの悪化でした。

「そんななんてこと言うんですか治療は上手くいってると言ってたじゃないですか

と怒ってみても、現代医学の限界でした。東大でダメと言われたら、もうそのへんの獣医じゃ全然ダメだと絶望しつつ、なんかサイババみたいなヒトは東京におらんのかと悶々としていた時に、ホメオパシー治療の獣医さんのことを聞いたのでした。

それがナニかも知らず、とりあえずバニラを連れて行き、処方された「レメディ」なる薬を飲ませ、グジグジしていた耳は水にイソジンを1滴たらしたもので洗ったら、耳は1日で治ったのでした。「長年処方されていたあの洗浄液は一体何だったのだ

と思って以来、自分も市販の歯磨き粉はやめて重層で磨き、シャンプーも石けんシャンプーにし、リンスはクエン酸にしました。すごく調子良くて、お風呂場も洗面所も余計な物がなくてすっきりするし、お金はかからないしと好いことづくめ。そのうち台所も重層水で拭くとすっきりキレイになることに気がついて、洗剤も買わなくなりました。フライパンも重層水を吹き付けて洗えばいいし。洗濯は柔軟剤の代わりにクエン酸で十分だしね。地球も汚さないし。

なんて世の中になったら:製薬会社や石鹸会社が潰れてしまうので、泡立ちはいいけど汚れの取れない爽やかミント味の歯磨き粉で歯を磨き(汚れが取れたら歯医者も儲からないしね)、界面活性剤入りのシャンプーで地肌と海を汚染しつつ、薄くなったらヅラを買う。という完璧な出口戦略(ヅラとか歯医者)の用意された経済社会のサイクルを回しているんですね。

話は戻って・・・

まあそういうわけで、バニラのことがなかったら色んなことに気がつかないまま生きていたわけです。

ホメオパシーをバニラに使いつつも自分はアトピーではないので関係ない。くらいにしか思ってなかったのですが、ここにきてオスカルもホメオパシー治療を受けさせることにして、初めて自分も本を読んだりして勉強することにしました。これもバニラの導きのような気がします。

下線を引きつつメモも取り、読みきりました。

『癒しのホメオパシー』渡辺順二著

↑1冊目に読んだけど、2冊目としてがいいかな。非常にインテレクチュアルな筆者で、スクリャービンの神智学について触れていたり、サラブレッドのブリーディングについて触れていたりと、読みものとしても読み応え十分で非常に面白かったです。ものすごく知識が増えた感じです!

『病気をその原因から治すホメオパシー療法入門』渡辺順二著

↑3冊目に読みましたが、これが一番分かりやすくコンパクト。実用書。

『心の処方箋 ホメオパシー』渡辺順二著

↑2冊目に読みましたが、これが1冊目だったらホメオパシーなんて眉唾だと思ってしまったかも(笑)。著者の深く幅広い教養があればあるほど宗教チックに感じてしまうのですが、確かに不定愁訴のほとんどはストレスと愛情不足ではありますね。。

『はじめてのホメオパシー中村裕恵著』

↑写真付きでお洒落で女子向きですが、レメディの選び方が渡辺順二先生と微妙に違うものもあるので、何人かのホメオパス(ホメオパシー治療士)の著書を見比べてみるのも必要かなと思いました。

この4冊を読んでみると、オスカルが受けた治療はホメオパシーに似た「ホモトキコロジー」に当たるようだということに気付き、正統派ホメオパシー治療にするため、またもや獣医さんは変えたのでした。反射的に亜流はイヤ。という反応をするのは職業上培われた性質かも(笑)。ホモトキコロジーでも効いたかもしれないんだけどね。

この正統派ホメオパシーの素晴らしい点は、薬がとても安いこと。人間で医療保険が使えて3割負担ならタダみたいなものよ?

既にドイツやフランスではホメオパシーは医学部の必修になりつつあり、フランスでは医者の50%がホメオパシーを処方でき、患者人口の3分の1がホメオパシー治療を受けているそうです。フランス政府がホメオパシーを後押しする理由の第一が、薬代の安さ。これで医療負担が大幅に減るわけだから。

導入に際しては製薬会社と癒着した政治家の猛反対があったとは思うけれど、財政赤字の医療負担を削減するには導入せざるを得ない。ということも背景にあったことでしょう。「カラダと地球に優しい」なんてなまっちょろい理由じゃ通らないのが世の中ですからー

オスカルだって体重5キロの猫とはいえ、全額自己負担医療なので、まともに外科手術、抗がん剤治療をしたら・・・人間とほぼ変わらないのです。

しかも猫や犬が抗がん剤とか手術とか辛い治療を受けてまで生きていく意味というのが人間ほどあるのだろうか?

と思ったわけですが、自分もこの時勢、医療がいつまでも自己負担3割でいけるわけがないと思うようになったので、いい機会だと思って知識を深めることにしました。


バニラよ。オスカルとノエルとヤザワを守って導いておくれ



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