ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

事業仕分け後は。。

2009年12月18日 | 日常
事業仕分けの文化予算に関して『見直し嘆願書』署名のメールがあちこちから送られてきました。

この国の国民が義務教育と(高校教育も含まれることになるのか)パンのみのために生きる(←ナゼかフランス風ね。「米」かな?)ことをよし!としている政府であるとは思いませんが、スポーツ、科学、文化に嘆願どおり予算を割くとしたら、国債発行額はいったい幾らになるのだろうか?

既に11兆円の赤字国債を買う外国人投資家はいないはず。ということは、全て国民が被ることになるわけで。

という話を音楽関係の友人と話したら:「私は国債とか株とか買わないから(関係ないわ)」と言われました。。。

もしかしてあのノーベル賞を受賞した科学者たちとか、スポーツ関係者も同じことを言うのだろうか?いやいや。そんなことはないはず。やはり我らはしょせん歌舞音曲なのだ。画家はペンキ屋に転向か。環境税も徴収されるなら、陸上選手も飛脚としてエコ社員採用だ。科学者はどう潰しがきくのだろうか?専門家というのは専門バカと言われる人種なので、科学者といえど非常識このうえないはずの可能性もないとは言い切れないぞ。。


などと思いを巡らしていたら、横井一江おねえさまが、手厳しくも事実、傷口に塩を塗り込むようなブログをお書きになってました。→ 音楽の長いしっぽ


まーねー。なんだかんだ言っても日本人には論理的思考とかより、感情に訴えるほうが通ることが多いと思うのよねー。論理的な文書だと署名は集まらないのかも。


ちなみに国債は誰が買うのか?の答えは:

国民です。

ではどのようにして「買わない」と決めてるヒトに買わせるのか?

銀行(と証券会社。郵便局も)が私たちの預金で買い上げます。

そんなことには使わせない!とみんなで預金を引き出そうものなら:

預金封鎖という戦後も使われた手があります。それに引き出せたとしたら銀行は倒産するので、大口の預金と定期は保証外という法律も整っています。

タンス預金に切り替えたら泥棒の脅威にもさらされるし、そのストレスを乗り越えても通貨切替(デノミ)という奥の手で本当に「紙屑」にさせられるでしょう。

ちなみに証券会社は年金を運用しているので、赤字国債を買うということはどんなことになるのか?ということです。「私は株はしない」と言っても、厚生年金にしろ国保にしろ、株の配当金なのですよ。知らない間に株もやってるということですー

年金として徴収されたお金は「銭瓶」のようなところで湿度とかに気を配られて(紙幣にカビが生えないように:笑)、将来自分が老人になって働けなくなって必要になるまで保管してくれてるわけでは全然ないのですー。銭瓶が空なので騒ぎになってるのですー

やはりみんなで国債を買うしかないのです。知らない間に買わされてるのがせめてもの「知らぬが仏」であります。もっと買いたいですか?


嘆願書を送ったら、「この時代に音楽は何を与えられるか?どう社会に貢献できるのか?音楽はなぜ必要なのか?」ということを真剣にみんなで考えましょう。芸術は芸能とは違う次元である。ということを立証する義務がアーティストにはあると思います。これまでにない価値観を示すことで、社会水準を向上させるために芸術は不可欠であるところを見せつけなければなりません。目先の小金(大金だといいな:笑)に振りまわされることなく、長期的な視点で見れば非常にコスト・パフォーマンス性の高い国益に貢献する産業であると認識させましょう!!


えいえい!おー!!


そしてお正月にはサブプライムを題材にしたマイケル・ムーアの新作『キャピタリズム』を観ましょう!




打鍵!多謝→

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