Le ton fait la chanson,le ton ne fait pas la chanson.

<創る>がテーマのアイディア帳。つくるココロを育てます pour votre creation d'avenir

Gateau violet☆【紫のケーキ】

2011-11-10 | ●Recette 実験レシピの部屋

 言うまでもなく、紫芋を使ったお菓子です。 沖縄土産とかで紫芋のタルトとかのお菓子を食べたことはありますが、自分で芋から調理するのは初めてです。 紫芋を栽培した人からいただきました。 (厳密にいえば、知り合いが栽培している人にいただいたが、どうやって使っていいかわからないので、ウチにまわってきた。という。)

 前、沖縄でサーターアンダーギーの紫芋の素を買ってきて、それでレーズンサンドクッキーなどを作ったことはあります。 なので、味は経験済みです。

 さてまず、皮をむいて、乱切りにして、茹でてみましょう。 まな板が、巨峰を調理したかのように葡萄ジュース色に染まりました。(もちろん、洗えば落ちますが。)

 指について残ったかんじが、灰汁というか、でんぷん質が多いようなかんじがします。 鍋に水を入れ、茹でると思ったより早くゆであがりました。 繊維質がサツマイモと比べて長くないかな。 もそもそしたかんじ。 ざるにあけて、ボールに入れ、つぶしていきます。。バターと、メイプル蜂蜜と生クリームを加え、よく混ぜ、ペースト状のものをつくりました。

 さてあらためて、メイン調理の開始です。

   

   「紫芋のモンブランケーキ

  Gâteau de patate douce violette

    Ingrédients:patate douce violette, crème fraîche, miel, cannelle, farine, oeufs,sucre,raisin sec

   材料:紫芋・生クリーム・メイプル蜂蜜・シナモン・薄力粉・たまご・砂糖・レーズン

  ①紫芋をゆでてペースト状にし、生クリーム・メイプル蜂蜜・シナモンをくわえる。 3分の2は焼きケーキ部分に。残り3分の1は、上にのせるクリームにする。 クリームにするほうには、さらに生クリームを加え、なめらかなクリーム状にしておく。

  ② 卵3つを、卵黄と卵白にわけボールに入れ、卵黄のほうには、薄力粉100g・砂糖50gを加え、ハンドミキサーの低速でまぜる。 卵白は、そのままハンドミキサーの高速でまぜ、固めのメレンゲをつくる。

  ③ ①で作った3分の2のほうの紫芋ペーストに、②の卵黄クリームを加え、よく混ぜる。 よく混ざったら、メレンゲを加えまぜる。 そこに、さらに全卵1個とレーズンを加え、まぜる。 型に流し込み、180℃で25分-30分(予熱なし)焼く。

  ④ 粗熱がとれた③のケーキに、絞り袋に入れた紫芋クリームでかざり、シナモンをふりかけできあがり。

 

   薄力粉を少なくしているので、ケーキの中は、スイートポテトのような仕上がりになります。 冷えたあと固くならないように、一度メレンゲをたてたものをいれています。 それだからか、焼くと意外と膨らみました。

  こちらのモンブランケーキは、この紫芋を譲ってくれた人にも、<こんなかんじでできたよ。>と渡すそうです。

   :断面の色が濃い部分は、レーズンです。こう写真でみると、ちょっとコワいな。。 スイートポテトのような食感と味なので、レーズンの食感と酸味はいいアクセントになるので、ぜひ入れてみたください。

  基本は、この長方形のプチケーキ型(シリコン)で焼きましたが、それに入りきれなかった生地は、カヌレ型(シリコン)でも焼いてみました。 薄茶の焼き色部分は、なかなか美しい 

   

 

 

 

  余談: ↓ペーストとメレンゲを混ぜてるとき、それは起こりました。

  

  きゃーーー。 メレンゲが、みるみる青緑色に!!

  出ました、<アントシアニン>反応! 

  前の紫芋サーターアンダーギーミックスでクッキー作ったときにも発見してしまった<緑色>。

  しっかり混ぜてしまえば、この緑も見えなくなりますのでご安心を。