年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

べったら市の物語1

2006年05月03日 | べったら市
 東京名産の漬物として練馬沢庵とべったら漬が知られています。
「べったら市」は、江戸時代の中ごろから、東京都中央区にある宝田恵比寿神社・椙森神社の門前で10月20日の恵比寿講(商家で恵比須をまつり、親類・知人を招いて祝う行事)にお供えするため、前日の19日に市が立ち魚や野菜、神棚などが売られるようになったのがその起源。浅漬大根のべったら漬がよく売れたことから「べったら市」と呼ばれ、売り子の若者が「べったりつくぞぉ~、べったりつくぞぉ~」と叫びながら麹でべとべとした大根を振り回して通行人の着物の袖につけてからかった。砂糖と麹で大根を漬け込んでいるため、衣服にべったりとついてしまうことからべったら漬けという名になったと言われている。

 表向き,前記の様な解説がありますが、漬物の歴史から見ると「ベッタラ市」は不思議な市で、調べると興味が尽きない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする