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えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

希望を抱いて④

2025年04月11日 16時10分00秒 | ドンキホーテ
 パレスチナのみなさん 能登のみなさん こんにちは

 昼休み、学食で望に会った。僕と同じ濃紺のパンツをはいているけれど、ストレッチ素材のタイトシルエット。ホワイトシャツとみえたのに、短い襟はほんのり薄い水色。おしゃれ。春も望も同じサークル仲間。夏はテニス、冬はスノボー、時には飲み会。軽いサークル。と言ってもコロナの最中は、ほとんど休止で、3年になってから動き出した。みな学部が違う。春は情報学部、望は経済学部で僕は教育学部。
「今からお昼だよね」
「日南希も、じゃ一緒に食べよう」
「うん」
 大学内にはみなが学食と呼ぶビュッフェスタイルの食堂と、学生の財布でも入れるイタリアンレストラン。それに外国資本のコーヒーチェーン店があった。正門から駅に向かう200メートルほどの学生通りにも、ランチを出すカフェ、学生が好む牛丼や餃子のチェーン店が並ぶ。昼食はほとんどこの学食ですませていた。様々な料理が並んでいて、それをセルフで取って行き、最後に会計をするスタイル。その列に並んだ。
「あ、このチキンとナッツのサラダにしよう。俺これ。それに牛乳。日南希もどう」
「望、それだけ」
「そう、もうすぐ夏だろ。体しぼっていかないと」
「ふーん。僕はハンバーグセットにする」
「日南希はいいよな。いくら食べても体形変わらないんだから」
 会計を済ませ、それぞれの料理を載せたトレーを持ちながら席を探した。昼食時間なのでかなり混んではいたが、うまく二人席のテーブルを見つけた。
「うちの大学、学生数2万人超えてるんだろ。それにしたら学食が小さすぎるよ。コロナの時はさすがに混まなかったけど、授業が元通りになったら毎回、お昼はいっぱい。席を探すのが大変なんだよな。どうにかしてもらわないと。でももう俺たち、あと1年もいないけどさ」
「ほんと」
 続く
⑤はこちらをご覧ください。

 上記は昨年夏、イスラエルから攻撃を受けるパレスチナ・ガザを思って書いた創作です。不定期に何回かに分けてご紹介させてもらっています。約1年前の作品です。よろしければご覧ください。SNSなので、一回が長いのは読んでもらえそうにないので細切れです。ご容赦ください。
 停戦を破ったイスラエルはガザ攻撃を続け、食料・医薬品など物資の搬入も止めました。米国はそのイスラエルに武器を供給し続けています。パレスチナで今起きていることに関心を持ってください。声を挙げましょう。「イスラエルはガザ攻撃を止めなさい」「米国はイスラエルへの武器供給を止めなさい」 

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 (有)ニューホンコン造花 
 〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
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