えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

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高井田古墳に近つ飛鳥

2024年04月15日 16時10分00秒 | 旅行
 みなさん こんにちは

 大阪生野今里・ジャズバー「ザットフォー」の長尾マスターご夫妻、ジャズ歌手のアヤコさんご夫妻、そして妻と私の6人で10日、大阪柏原市の歴史資料館と隣接する高井田横穴公園、河南町の近つ飛鳥博物館を見学してきました。マスターの妻さんとアヤコさんの夫のリロイさんが大の考古学ファンで、このメンバーで昨秋にも奈良明日香村のキトラ古墳、牽牛子塚古墳を巡っていて、「春にまた」と約束。この日となりました。
 
 大陸・朝鮮半島との玄関口だった大阪湾と奈良盆地を結ぶ位置にあった柏原市付近が、縄文、弥生、古墳、飛鳥時代にかけてとても栄えた地だったことを実感しました。公園内にある5世紀終わりごろの円墳高井田山古墳からは日本で12個しかない弥生時代の銅鏡・多鈕細文鏡や韓国の武寧王陵 から出土したのと唯一酷似するひのし(アイロン)が出土しています。また近くでは5世紀半ばから7紀半ばまでの当時最大規模の製鉄遺跡も見つかっています。高井田山古墳から100年ほど新しい高井田横穴古墳群には160基の横穴古墳があり、岩盤をくりぬいた壁には船に乗る人物が線刻で描かれています。古墳を造営する造営集団の墓だとも考えられていて、当時、製鉄集団、古墳造営集団と最先端技術を持った渡来系集団が住んでいたのでしょう。
 7世紀後半に創建されたと伝わる智識寺跡では薬師寺式伽藍配置の痕跡が発掘されていて、その五重塔は高さ50メートルと現存する奈良興福寺 の五重塔並みの大きさでした。さらに金堂に安置された大仏は、聖武天皇が奈良東大寺の大仏を造像するきっかけになったと伝わっています。
 そんな栄えた地も都が平安京に移ってからは、大陸・朝鮮半島と都を結ぶルートから外れ、どんどんさびれていったと。今でいうと国道沿いにあったドライブインがバイパスができてさびれてしまう。そんなことなんでしょうか。

 柏原市は開発が進み、十分な遺跡の保存ができずに今日を迎えています。半面開発の遅れた奈良・明日香は飛鳥・古墳時代の遺跡が残り、今、同時代を巡る観光の中心となっています。「もし」があれば、柏原市も今とは全く違った様相を見せていたでしょうね。

 近つ飛鳥博物館は17年前に訪ねています。ほとんど初めて行った感覚で、楽しみました。その様子はお手数ですがこちらをご覧ください。


 柏原市の歴史資料館はとっても良かったです。公園も含め無料です。5人以上揃えば事前申し込みで学芸員さんの解説、また古墳への立ち入りもできます。詳しくはこちらをご覧ください。

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