山形の森 保守醒論

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遠藤利明の政治資金、「たたき上げ」ならぬ、“政資・巻き上げ”の実態。

2009-10-12 17:40:08 | Weblog
政治資金規正法に基づき、政治家の政治資金収支報告書の(前年度分1~12月)内容が毎年10月初めに公表される。
先頃の(2008年度)報道で本県選挙区の衆議院・遠藤利明の政治資金報告・関係団体総額で、7百余名の現職国会議員中で堂々の17位(約1億7千万円)にランクされた。
景気後退、企業倒産(リストラ失職)が日々溢れる経済事情のなかで、大物重鎮議員なみの集金力である。
閣僚未経験議員で遠藤より上位にいるのは、業界紙発行経営の実業家を父に持つ民主党・松木謙公と故竹下元首相の後継となった実弟竹下亘のふたりしかいない。
それだけに政治的世襲議員と一線を画す、裸一本の「たたき上げ」代議士を宣言する遠利の多額な政治資金には、興味を注がれるものだ。
丁度、4年前の今頃になる。
某政党の県連幹部から、「これ見て、どう思う」と示されたのが、遠利議員の収支報告書(関連団体総額で2億円余が公表されていた)であった。
そのときにもある程度の(献金元傾向の)理解はあったのだが、このたびの公開を受け4年を経たいま、中3年と比較すると、その実状がはっきりと浮かび上がってきた。
遠利は(斎藤弘候補支援の)山形県知事選に乗じて、自らの政治団体で政治資金を集めていたものとの結論である。
特に選挙区外の建設関連業者が多く目につくのは、(斎藤知事再選ならずで)公共事業削減と自民党の野党転落によって、(遠利に)期待した見返りが外れた訳で業界関係者からは、「やらず、ボッタクリに等しい」と嘆く顔が浮かぶようである。
ブログ子の経験上からの推量ではあるが、現在の経済状況から閣僚経験豊富な与党実力者でやっと1億超(加藤紘一で1億4千万ほど)、閣僚未経験議員では、とてもままならず政治活動に四苦八苦が現状であろう。
遠利が国政に名乗り挙げた時は、(中選挙区制で)竹下派経世会の支援を受けて出馬に向け活動していた。
(1993.6.18、宮沢内閣不信任可決で解散)6.30に、自民党離党届、同日に日本新党に推薦申請し、推薦決定の離れ技をやってのけた。
落選中の6年前(2003.9)には、(何にでもなれればと)吉村市長死去後の山形市長選に自ら意欲を示し、党支部内を混乱させ自民勢力復活の芽を摘む結果となった。
小泉郵政解散総選挙で当選後の、公共事業の口利き利権に精出す議員活動には、経世会前身の(田中派)角栄仕込みの傲慢小沢一郎と変わりないようだ。
政治権力に政治資金は付きものであるが、政治力に応じて善意の浄財は「集まる」ものであって「集める」ものであっては如何なものか?、が国民の素朴な思いではないか。
それも他人の選挙に乗じて「資金集め」に走るとは、“盗人猛々しい”との厳しい声さえ聞かれよう。
山形広域ゴミ処理施設建設事業(上山市柏木)で、反対運動も活発化している。
受益者の純粋な環境保全活動と見たいが、ウラでイト引く賛否双方の利権政治賊団の「関係業者担ぎ(HとS)」の思惑が見え隠れしている。
知らぬは、政治視点を単眼視する清き民なり。
遠藤利明の「たたき上げ」ならぬ、政治資金“?巻き上げ”の実態。
正直に収支報告をしていた結果(だろう)と評価する一定部分はあるが、政治行動を共にする(県市町)地方議員への活動費分配は如何に?。
まさかまさか己の蓄財ではあるまいに・・・。
政治権力の印籠をかざす「古~い悪徳政治家?」、闇のウォッチャーが取材に走っている。

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