山形の森 保守醒論

山形から発信する内外の時評ブログ!

東国原英夫は、史上最強(弁)の知事だ。

2009-07-08 18:57:46 | Weblog
東国原宮崎県知事の自民党からの次期衆院選出馬問題をメディアは追い駆け、世論調査の賛否から、転出反対論が多いことを報道している。
自民党内にも「人気に頼る安易な行動。国民支持には逆効果だ。」との批判の声もある。
戦後初の知事公選制(1947.4、以来延べ8百余名の知事)を経て全国知事会は、前身の1947.10全国地方自治協議会連合会設立に始まり(1950.10現名称に改称)、霞ヶ関官僚による中央集権制度のなかで都道府県政が行われてきた。
その経緯のなかで一貫して全国知事会を始めとする地方6団体は、地方分権の要望を政府・与党に出し続けてきたが、60余年で目に見える進展は得られなかった。
このたびの東国原知事が与党自民党に突き付けた全国知事会が求める「地方分権項目のマニフェスト登載要求」の言行は過去に例を見ない壮挙と快哉を叫びたいほどである。
総選挙を控えた混迷する政治状況下による世論の後押しでもあるが、そこを突いた東国原英夫は史上最強(弁)の知事と言えよう。
人間それぞれの過去履歴を持ち合せるが、東国原知事を一本の政治家と見るか、いまだに、お笑い芸人のタレント知事と見るかの違いであろう。
少なくともメディア利用に長けた発信能力があり、誰もなし得なかった“地方分権推進(霞ヶ関改革)”への道筋をつけようとしていることは、彼の優れた政治タレント性にある。
本県の吉村知事、県議会予算特別委員会で、自民・伊藤重成議員の質問に「(東国原・橋下知事の動きに対する評価を)スター性のあるふたりが地方分権で騒いでいる。」の短絡答弁はないだろう。
長年、型どおりの要望提出で済ましてきた知事会の“地方分権要求”にリスクを背負い一身を投げ打った言行に、知事会の一員として隠れたエールを送ることに間違いはないはずだ。
お笑い知事のパフォーマンスと見る国会議員諸侯こそ、霞ヶ関官僚への口利き利権に精出す程度の理念なき無能族議員の正体を見る思いがする。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NHKスペ「アジアの“一等国... | トップ | 防衛省はいまだに財務省の植... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (優木まおみ可愛い)
2009-07-11 03:47:35
東国原知事は何がやりたいのかよくわかりませんね。
宮崎に親戚がいますが半分あきれてました。
それでもまだ結構人気はあるようですが・・・


返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事