山形の森 保守醒論

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大蔵省からの出向組で、初代の山形県総務部長に就いた浜田恵造が、香川県知事選で初当選

2010-08-30 18:19:33 | Weblog
任期満了に伴う香川県知事選は29日投開票され、無所属で元東京税関長の浜田恵造が初当選した。
4月頃からだろうか。ブログ「山形の森」への「浜田恵造」キーワードでのアクセスが目立って増えていた。
当初は、県庁職員など県内行政関係筋なのかなとも思っていたのだが、ほどなく香川県知事選の候補予定者として財務官僚の浜田恵造元東京税関長が上がっていることを知り、その方面からのアクセスであることを理解できたものである。
ブログ内容は、浜田が1990.4に(当時)大蔵省からの出向者として、山形県庁に初代の総務部長として赴任したことに触れている。
爾来、現在も財務官僚の山形県出向は続いており、総務部長を務めて本省に戻り、激烈な官僚トップの次官奪取競争を歩むことになる。
特に財務省から地方県への部長級出向組は入省同期でもトップクラスの選り優れが充てられ、ほぼ、熊本・徳島・三重・石川・山形の5県に限られていると言ってよい。
山形県はその中でも最後発であるのだが、初代総務部長として浜田恵造(1975入省)を招聘するまでには、県政に於けるある深い経緯があった。
前年の1989.10に5選を果たした板垣清一郎県知事は、自らの後継含みで(当時)大蔵官僚のO課長を副知事として迎えようとしたのだが、O課長が断ったことで、後輩にあたる課長補佐級からの本県部長級出向を懇請した結果として、浜田恵造の総務部長としての招聘となったものである。
浜田は、東海財務局長・理財局次長・東京税関長などを歴任して退官。このたび出身地香川県での知事選出馬、初当選となった次第だ。
山形県総務部長として県行政を仕切った経験が故郷で生かされるだろうことを期待するものだ。
1975年同期入省の勝栄二郎が財務省トップの事務次官に昇任したのも、地方と中央(霞ヶ関)の情報直線の確保としても双方喜ばしいことであろう。

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