山形の森 保守醒論

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ポッポ政治家に見る、“盟友の軽さと友愛の甘さ”

2009-06-17 16:26:17 | Weblog
直情径行の鳩山邦夫が総務相退任の記者会見で、春ごろに麻生首相から、日本郵政西川社長の後継候補者リスト(メモ)を示されていたことを明らかにし、その後に首相は西川続投に転じたと内情を暴露、鳩山は「首相は人の進言を聞きすぎる」と(自分の意見を取り上げないことを)批判した。
盟友を自任しながらも、自己正当化のために(国民の)首相批判に繋がる両人のやり取り公開に、首相側近として(本来、わが身を犠牲にして支えるべき)盟友関係のあまりの軽さを見せられた思いがする。
恨み節の軽口に「これまでのいろんなやり取りを外に向かってしゃべることの方が問題だ。むしろ、そのことの方が閣僚としての資質に欠ける。」(政府筋)との声も上がっている。
これまでも、「アルカイダの友人」「CIAからごちそう」「最低の人間」「トキの焼き鳥」など、いくつもの不適切な舌禍発言で物議を醸してきた。
鳩山は、「(不良資産「かんぽの宿」譲渡問題は)氷山の一角。国民の共有財産を守るために(今後も)命懸けで戦う」と強調した。
まさにそこに長年積み上げられてきた郵政利権問題が潜んでいる。
西川社長の再任問題などは、小さな一かけらであって、民営化で明らかにされる膨大な利権に群がる政官癒着構造を解体することこそ、共有資産を国民に還す最大の懸案事項である。
“友愛”“正義”の旗を掲げるだけでは甘いアイスクリームの域を越えることはできない。 ただの食えない「鳩の焼き鳥」のままだ。
西郷隆盛語録がお好きなようだが、サムライ南州に潔さこそあれ、暴露する恨み節など聞いたことはない。
(?奔放で)スイート・ナイーブな音羽御殿育ちの鳩ポッポ政治家。

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