山形の森 保守醒論

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美栄子さん、“チョッとチョッと、後援会発足は拙速過ぎるんではなかよ!”

2009-03-01 19:03:53 | Weblog
2.28、先の山形県知事選挙で当選した吉村新知事の総合選対本部総括会議が開かれ、3月下旬をめどに県レベルの後援会発足を申し合せたとされる。
“チョッとチョッと、拙速過ぎるんでなかよ!”と問いたい。
吉村女史の意とは別に、勝者に群がる勝手連の先走りとも思えるが、新県政の発足直後ゆえだけに、勝利に浮かれた周辺の軽さを感じ取らずにはいられない。
ブログ子は自民党員であるが(自民党県連としては自主投票としたので、別に問題にするものではないのだが)、吉村女史の支援に回ったのは、(旧姓鈴木)美栄子さんが小・中学校の直上の先輩であり、よく人物を知っていたことと、長い付合いの吉村家(飲み仲間でもあった亡き夫和彦弁護士も含め)には、本質的な保守思想が根付いていることを受取っていたから総合的判断として吉村美栄子支援に至った。 決して情緒や利害による支持などではない。
いまになって明かせば、4年前に斎藤弘前知事が出馬意思を表明した直後の、H16.11.25に自民党県連に連れ立ったのは(経緯はまたあるのだが、私)ブログ子である。 接遇3日間に亘るなかで、(私なりに)チョッと人間性に問題ありと判断して戦線離脱した次第であった。
その後は、斎藤県政発足後を外野人として関心を持って伺っていたが、気になったのは「女性副知事登用発言」であった。
いま想い起こせば県議会が副知事2人制で受け入れた時点が、素人知事の罷り通る県政の道を開いた起点になったのではないかと考えている。
ブログ子は4年前も今回の知事選も選挙戦勝利の基軸は現職批判票であり、候補者個人の支持票はそれに付随する結果だと分析している。
そのことからも、まずは対県議会の運営を軌道に乗せ、副知事問題を収めたあとに後援会組織等に入るのが常識人の考えと察するのだが。
美栄子さんの意を抜きに行動しているとすれば、いずれ亀裂が生まれ県政運営に支障を来たすことになる。それでは2度あることは3度目の招来ともなりうる。
後援会発会は新知事の運営実績の証左として、4年かけて自然的に出来上がるものが正しい姿であろう。
折しも、長野県知事側近が西松建設の献金問題に関わり自殺する事件が発生している。
知事退職金3千余万円を受取らない選挙公約をしているだけに、「笹かま後援会再建」とも揶揄されるような誤解を受ける行動は厳に慎むべきである。
まずは、直面する県政課題に全力を尽くし、後援会発足などは明年施行の参議院選挙後をめどに考えるべきことであろう。
国政選挙に巻き込まれる拙速行動を取れば、無所属の政治姿勢を自ら否定することにもなり、対話を通した議会運営にも支障を来たすことにもなる。
美栄子さん、「善政(公正)の結果に県民はついて行る」の一点で邁進して欲しい。

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