バ菅首相は記者会見で未曾有の大震災に見舞われたことに、「日本国憲法は、平和憲法ではあるが安全憲法にはなっていない。」と述べ、東日本大震災の責任は憲法の不備(想定外)であって、現政権に瑕疵はなく、過去の(自民党)政権の不作為にこそ問題ありと転嫁非難した。そのうえで、(自然)災害を回避できない憲法窮状にあるとして、災害拒否三原則「持たず、起こさず、持ち込ませず」を明文化した安全憲法の制定に着手すると表明した。草案策定作業を指示された内閣府危機管理室の幹部によれば、「(早急の指示)言う通りやらないと処分する」と恫喝まがいの言葉を浴びせられ、政権延命に賭けた異常な意気込みが感じられたと語った。会見後、バ菅首相は社民党の福島瑞穂党首に協力を要請した。福島党首は満面の笑みで、「(災害拒否が)憲法に明記されれば災害の無い『地上の楽園』が訪れる。世界に誇れる安全憲法になり喜ばしいことで、マンセー。」と全面協力を約した。また文案について、「地震・カミナリ・火事」は問題ないが、「オヤジ」については、男女共同参画の観点から表現の議論をすべきものと語り、ジェンダー・フリー推進議員による検討を始めることとした。枝野官房長官は、「日本は、戦後の平和憲法で戦争の無い60有余年を過ごすことができた。これに災害拒否の安全主義が明記されれば、二度と災害に遭うことのない恒久安全・安心な国になる。この立法の声は天地にも届くだろう。」とバ菅首相の強い決意を代弁した。社会主義の基本理念を共有する日本共産党を除く、自公など野党各党は談話を発表し、「イカレているもので論評に価しない。バ菅政権は、レベル7の危険最高値だ。」などと冷却水で沸騰した頭を冷やせとばかりに無視する姿勢を示した。バ菅首相が憲法窮状に言及、安全憲法草案の検討指示。NHKは臨時ニュースと特番で、朝日新聞は朝刊一面トップ(クロ抜き)で「歴史に刻む快挙、安全憲法」と快哉報道した。仙谷副長官は、これで「暴力装置(自衛隊)」も必要無くなるとほくそ笑んだ。
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