山形の森 保守醒論

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「核密約の解明」などと騒々しいが、政治判断の国内問題に過ぎない。

2009-09-26 03:44:55 | Weblog
岡田外相就任で「核密約の解明」などと騒々しいが、所詮、時の(国益を考えた)政治判断の国内問題に過ぎない。
米国と(核)密約を結んだと言うよりは、日本政府(外務省)が国内的に密約にしてしまったとするのが正確だろう。
そしてその秘匿判断は、これまでの経緯から間違いではなかったと言うことである。
1963.4.4.の(池田内閣)大平外相とライシャワー駐日大使の会談、事前協議対象(1959.6.20)の再確認で「日米間で事前協議の対象になるのは、核の陸上配備(イントロデュ-ス)だけで、核の通過(トランジット)は対象にならない」との持ち込みに関する解釈のことである。
なにより、このとき中国は核開発の終盤に差し掛かっていた時期で、翌1964.10.16(東京オリンピックの最中に)核実験を行うのであるから、中国側のスパイ工作政党の共産党や社会党議員(民主党に身を隠した議員など)がなにを言ってるんだといいたい。
日本の国益など考えない左翼議員に外交案件をすべて明らかにできなかった政治状況での高度な政治判断こそ、いわゆる今日の核密約なる問題になっているものである。
説明しても理解できない売国バカ議員に公開することは国益を損ねるものと処置したことであろう。
報道されているように極めて少数の関係者しか解釈メモが引き継がれていなかったようである。 省内では次官と関係局長程度か。
大臣についても(周辺人物など)峻別してレクしていたものと推察する。
ブログ子のかってな想像だが、1968.1.19~23の空母エンタープライズの佐世保寄港で、左翼陣営は寄港阻止闘争を繰り広げたが、時の三木武夫外相には核登載寄港の解釈を挙げていなかったのではないかと思われる節がある。
1.19に三木外相とジョンソン駐日大使が会談、直後の1.25にジョンソン駐日大使が牛場次官・東郷局長を呼んで会談している(?三木外相は理解していないようだ)。
三木武夫は国家安全保障上、(外務省事務方から)信用できない政治家と見られていたのではないか。
その例として、三木外相は政務秘書官に国弘正雄(後に社会党参議院議員)を置き、当時、ベトナム戦争一連の反米偏向報道の批判からTBSキャスターを降板することになる田英夫(後に社会党参議院議員)の「励ます会」を主催しているなど(金日成の盟友宇都宮徳馬などが出席)。
このような周辺の交友関係、三木自身の親特亜の思想体系から解釈メモを耳に入れなかったことがうかがえる。
三木睦子夫人が現在も親北朝鮮人物として活躍されていることからも、外務省にとって国益上(極秘情報レクに)疑問のある政治家と見たものだろう。
かつて、本の名前は忘れたが、三木を外相に入閣させた佐藤栄作首相が兄の岸信介から「(三木の外相ポストに)だから、お前は甘いんだ!」と詰られたと書かれてあったと記憶する。
いずれにしても、現在もそうであるが自民党内と言えども、特亜の工作員もどきの政治家が跳梁跋扈している現況にある。
「脱官僚」などと言いながら売国活動に精出す左翼政治家にすべての情報開陳する術はないだろう。
岡田外相に正常な国際感覚があったなら、まず、スパイ防止法の制定を急ぐべきだ。
検めて「核密約論」など、時の高度な政治判断による国内問題に過ぎない。
後年、この三木武夫を首相にしてしまったんだから、ニッポンの危うさは酷いもんだ。

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