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中川昭一元財務相が死去して一年、問われる不偏的日本主義

2010-10-04 19:23:11 | Weblog
中川昭一元財務相が死去して、ちょうど一年を迎えた。
(2009)10.4に世田谷区の私邸2階の寝室で倒れているところを、郁子夫人によって発見されたのだが、救急搬送先で死亡が確認された実際の死亡日時は、発見前日の10.3で死因は急性心筋梗塞とされた。
尖閣諸島問題が噴出する一年を経た今日、中川昭一が生きていればと、「たら・れば」の悔いの想いは募るばかりであるのだが、所詮、事件死でなければ、至らない自己管理責任の結果と帰着せざるを得ない。
すべてはそのことに尽きることではあるが、2009.10.3(死亡認定日)に於いて中川昭一に、さらなる異常な飲酒を誘発させるような要因があったからではないのかと気に留めていたものである。
価値観の違いと言ってしまえば、それ以上に詰問する術はないのだが、中川昭一は、先の総選挙での自民党敗北の一因として、(2008)2.14のG7会議後の朦朧記者会見が非難され辞任に至ったことが、国民受取りの麻生政権批判の一つとして、自らの落選も含んだ衆議院選挙の敗戦、与党転落となったことに大きな呵責を感じていたものと考える。
その累積する呵責のなかでの10.3夕方、ルーピー鳩山首相夫妻のニュース報道がなされ、テレビで見入った末の「怒りの暴飲」が死因ではなかったのではないかと思い至ったものである。
鳩山首相は、10.2のIOC総会に「東京五輪」の招致スピーカーとして出席したのだが、招致運動の追席レセプションには出席せずに帰国、表参道で行われた夕方のファションショーに幸夫人と出演したのである。
当日の首相日程では、それ以外の主要な首相行動の日程は無かった。
当に、国益よりも宇宙人首相の妻・幸夫人の浮いたプライベート優先の判断をした緩い行動である。
国民の多くがニュースで見たものだろうが、一国の首相があのような愚かなパフォーマンスを優先する感覚そのものが問われるものと言えよう。
中川昭一に多飲する自己管理不足は当然であるが、日本国のリーダーの優先日程が、それを問わない政党内部の政権政党、国民政党観の希薄さが、現在の日本政治全体の体現を映している。
ブログ子が類推するに昭一は、ルーピー鳩山夫妻の呆れたパフォーマンスショーをテレビで観入り、自己責任の思いを以って、さらに深酒に陥った結果の死因ではなかったのか。
純粋で不器用な中川昭一の身近な人間性が感じ取れる。
祖母・セイ(小関)は、山形県東根市神町出身である。
亡き中川一郎が科学技術長官での来県時に(1980.)先祖小関家の墓参に同行したことがある。
1983.1.9、好漢・中川一郎は自裁した。ソ中朝の毒蛾があらゆる場面の抗日戦略・戦術として浸透してきている。
ナイーブな谷垣自民党執行部を見るに、尖閣諸島問題に対する基本姿勢が何処にあるのか。
中川昭一が死去して一年、問われる不偏的日本主義の所在。重ね続けた宥和外交の侮りを衝かれた感がある。

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