上野動物園のパンダ(リンリン)の死が、再び“友好のシンボル”となるのか解からないが、胡錦涛主席は雌雄のパンダ2頭の貸与を表明し、「パンダ外交」がタイトルで終りそうな、実りの無い日中首脳会談となっている。パンダの元々の生息地域がチベットであることから、貸与依頼はダライ・ラマ14世に対してするべきだ。と、「チベット弾圧問題」にリンクしそうな意見もある。貸与費用が一億円とされることも、身近な「毒入りギョウザ事件」の進展もないままから、国民の批判を誘発している。1972の日中共同声明に調印以来の、国民向け“中国報道”は、中国にとって都合の良いニュースだけが許される実質的に報道規制された中で経過してきた。ネットの普及で秘匿偏向報道はメディア界全体への不信となって表われてきている。政治は先行する民間経済交流とのバランスを欠き、長年に渡る腰の引けた朝貢外交の譴責度は大きい。この際、“日中友好の歴史”の直視に、かつて縁談が取りざたされたことがある媚中派代表「河野洋平・田中真紀子」の両人と、支那の宣伝工作紙・朝日新聞を代表して、本多勝一(OBで週刊金曜日編集委員)の3氏に、上野の檻の内側から国民に生で接してもらい、“日中友好の歴史”を検証したらどうだろう。(チャイナスクールの)加藤紘一も寂しくしてるようだから、加えるのもいいかもな。只、見るだけのパンダより、「歴史を直視し、未来に向かう」子供たちの未来志向の教育的成果は、想像を越えるものなるはずだ。真実の“歴史を鑑に”、健全な“戦略的互恵関係”は何か?、が見えてくる。
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