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チャイナタウン


監督 ロマン・ポランスキー
出演 ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ、ジョン・ヒューストン

 出色の探偵映画である。探偵映画ではあるが、殺人事件は起こるが、犯人はだれだとか、動機はなんだとかいう興味で見せる映画ではない。もちろん、それもあるが、それはこの多重構造の映画の一部にすぎない。
 最初はなんていうこともない夫の浮気調査だった。中年のおばさんが夫が浮気してるので調べて欲しいと探偵に依頼する。
 夫というのがロスアンゼルスの水道局のエライさん。ロスアンゼルスにはダム工事の計画が。そのエライさんダムの建設に反対して、ダム推進派と対立している。 
 探偵が調査するとエライさん、若い女とあいびきしているようだ。このエライさんのスキャンダルが新聞に載って表ざたに。そうこうしているウチにエライさんの妻という女が探偵の前にあらわれる。最初の中年のおばさんはだれだ。そしてエライさん、死体となって発見される。
 映画の後半、エライさんの妻のオヤジが出てきてから、話は複雑になってくる。浮気の相手の若い女について、妻は、娘で妹という?オヤジは事件にどうかかわったのか。エライさんはだれが殺したのか。なぜ殺されたのか。
 水の利権がからむ疑獄と男女の愛憎のもつれ。たいへんにアンモラルな所業。複雑な要素が有機的にからまって、悲劇的なラストとなる。鼻に絆創膏を張ったジャック・ニコルソンが探偵を好演。脚本の妙味を味わえる名作だ。最後に中国人の名言をひとつ「静観することだ」
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朝の地震。こわかった。

 小生の朝は早い。7時には会社に着いて仕事を始めている。今朝も7時から仕事。ひと仕事終えて、自分の席に戻り、ホッとしていたら。とつぜんグラグラと来た。これはかなり強い揺れ。23年前の1.17の悪夢がよみがえって、生きた心地がしなかった。小生の職場は海のきわだから津波が心配だ。携帯電話にエリアメールで緊急地震速報が届く。すぐパソコンを点ける。津波の心配はなさそう。
 震源地は大阪府北部マグニチュード5.9。震度は大阪で6。ここ神戸では5だった。小生、阪神大震災で震度7を経験しているが、震度5もたいへんに怖かった。
 すぐ家に電話。つながった。被害は食器が壊れた。お気に入りの酒器が壊れたとのこと残念なり。その後、弟や友人に電話したがつながらなかった。JR、阪神、阪急、鉄道は運休。道路は大渋滞。帰宅はどうしよう。会社に泊まろうかな。
 大きな余震が来る恐れがあるとのこと。心配である。どちらさまも、充分にお気をつけいただきたい。
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