雫石鉄也の
とつぜんブログ
西宮八園虎日記 6月15日
「お、女将、きょうは甚兵衛さんは」
「出張だそうです」
「そうか。お酒をいただこうか」
「はい。今夜は道潅を用意しました」
「うん。あては」
「このまえこられた熱帯魚さんの牧野さんが鮎つりにいかれたんですって。釣った鮎を持ってきていただいたので、塩焼きにしましょう」
「牧野さんは」
「ちょっとコンビニに買い物に行かれました」
「女将。ただいま。お、玄白先生」
「やあ牧野さん」
「先生、藤浪復活しましたな」
「ま、復活といえるでしょうね」
「6回まででしたけど」
「マテオ、ドリスいない。岩崎酷使。もうちょっと投げてもらいたかったですね」
「でも、ま、パリーグ断トツのべったの楽天相手ですから藤浪の試し斬りの相手にはちょうど良かったですな」
「しかし、楽天の貧打はひどいですな」
「きょうは、まあ、あと1本出ない合戦で阪神が勝ったということですな」
「はい。鮎焼けました」
「どれどれ。天然の鮎ですな。これはうまい」
「あのう牧野さん、玄白先生とは長いのですか」
「はい、私、胃潰瘍でたびたび血吐いてました。それが先生がピロリ退治してくれて、それから快調です」
「出張だそうです」
「そうか。お酒をいただこうか」
「はい。今夜は道潅を用意しました」
「うん。あては」
「このまえこられた熱帯魚さんの牧野さんが鮎つりにいかれたんですって。釣った鮎を持ってきていただいたので、塩焼きにしましょう」
「牧野さんは」
「ちょっとコンビニに買い物に行かれました」
「女将。ただいま。お、玄白先生」
「やあ牧野さん」
「先生、藤浪復活しましたな」
「ま、復活といえるでしょうね」
「6回まででしたけど」
「マテオ、ドリスいない。岩崎酷使。もうちょっと投げてもらいたかったですね」
「でも、ま、パリーグ断トツのべったの楽天相手ですから藤浪の試し斬りの相手にはちょうど良かったですな」
「しかし、楽天の貧打はひどいですな」
「きょうは、まあ、あと1本出ない合戦で阪神が勝ったということですな」
「はい。鮎焼けました」
「どれどれ。天然の鮎ですな。これはうまい」
「あのう牧野さん、玄白先生とは長いのですか」
「はい、私、胃潰瘍でたびたび血吐いてました。それが先生がピロリ退治してくれて、それから快調です」
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とつぜん対談 第113回 ほうきとの対談
先月はちりとりさんとの対談でした。と、いうわけで、今月はそのちりとりさんとは長年の相棒、ほうきさんに来ていただきました。ほうきさんも、ちりとりさんと同じく長年、日本のプロ掃除で活躍されてきました。
雫石
ようこそおこしくださいました。
ほうき
いやいや。
雫石
先月はちりとりさんに来ていただいて、お話をうかがいました。
ほうき
そうか。なんかいってたか。あいつ。
雫石
ほうきは寿命が短く一人前になる前に寿命がつきるとおっしゃってました。
ほうき
寿命がつきるといっても死ぬわけではない。現役を引退するということじゃ。
雫石
そうだと思いました。あなたはおいくつですか。
ほうき
ワシか。ワシは81じゃ。
雫石
お元気ですね。
ほうき
まあな。しかしワシの頭を見てくれ。すっかりすり減って、まるぼうずじゃろ。
雫石
そうですね。ちりとりさんは今でも週に一度は仕事に出ておられるとか。
ほうき
あいつはちりとりじゃから年取っても仕事ができるんじゃ。わしらほうきは年とったらダメじゃ。
雫石
いまは完全にご隠居ですか。
ほうき
ときどき、テレビ局からプロ掃除の解説を頼まれる。
雫石
どうですか。最近の若いほうきは。
ほうき
だめだね。掃除の基礎ができとらん。基礎ができとらんのに、ゴミ掃除ばかりしたがる。
雫石
え、ほうきはゴミ掃除するのが仕事じゃないんですか。
ほうき
最近は、ついこの前高校を卒業したようなほうきが、プロのゴミ掃除の場にたってゴミ掃除をする。基礎ができてないから、早々にシュロをすり減らして引退するんじゃ。
雫石
ではどうしたらいいんですか。
ほうき
素振りじゃ。
雫石
ほうきの素振りってどうするんですか。
ほうき
シュロを地面につけずに振るんじゃ。1000回2000回振るんじゃ。ワシら若いころは毎日1000回素振りしてた。
雫石
すごいですね。
ほうき
ワシがプロに入ったころは、3年はゴミを掃除させてもらえなかった。3年たって、初めて2軍の掃除場でちりとり相手にゴミ掃除させてもらったんじゃ。
雫石
最初はどんなんでした。
ほうき
そうじゃな。ワシのデビューはお寺の境内の掃除じゃ。秋のころじゃった。落ち葉がいっぱいじゃ。
雫石
その落ち葉を掃除したのですね。
ほうき
そうじゃ。最初はなかなかちりとりに落ち葉が入らんのじゃ。
雫石
掃除できましたか。
ほうき
ダメじゃった。先輩に助けてもろた。
雫石
ようこそおこしくださいました。
ほうき
いやいや。
雫石
先月はちりとりさんに来ていただいて、お話をうかがいました。
ほうき
そうか。なんかいってたか。あいつ。
雫石
ほうきは寿命が短く一人前になる前に寿命がつきるとおっしゃってました。
ほうき
寿命がつきるといっても死ぬわけではない。現役を引退するということじゃ。
雫石
そうだと思いました。あなたはおいくつですか。
ほうき
ワシか。ワシは81じゃ。
雫石
お元気ですね。
ほうき
まあな。しかしワシの頭を見てくれ。すっかりすり減って、まるぼうずじゃろ。
雫石
そうですね。ちりとりさんは今でも週に一度は仕事に出ておられるとか。
ほうき
あいつはちりとりじゃから年取っても仕事ができるんじゃ。わしらほうきは年とったらダメじゃ。
雫石
いまは完全にご隠居ですか。
ほうき
ときどき、テレビ局からプロ掃除の解説を頼まれる。
雫石
どうですか。最近の若いほうきは。
ほうき
だめだね。掃除の基礎ができとらん。基礎ができとらんのに、ゴミ掃除ばかりしたがる。
雫石
え、ほうきはゴミ掃除するのが仕事じゃないんですか。
ほうき
最近は、ついこの前高校を卒業したようなほうきが、プロのゴミ掃除の場にたってゴミ掃除をする。基礎ができてないから、早々にシュロをすり減らして引退するんじゃ。
雫石
ではどうしたらいいんですか。
ほうき
素振りじゃ。
雫石
ほうきの素振りってどうするんですか。
ほうき
シュロを地面につけずに振るんじゃ。1000回2000回振るんじゃ。ワシら若いころは毎日1000回素振りしてた。
雫石
すごいですね。
ほうき
ワシがプロに入ったころは、3年はゴミを掃除させてもらえなかった。3年たって、初めて2軍の掃除場でちりとり相手にゴミ掃除させてもらったんじゃ。
雫石
最初はどんなんでした。
ほうき
そうじゃな。ワシのデビューはお寺の境内の掃除じゃ。秋のころじゃった。落ち葉がいっぱいじゃ。
雫石
その落ち葉を掃除したのですね。
ほうき
そうじゃ。最初はなかなかちりとりに落ち葉が入らんのじゃ。
雫石
掃除できましたか。
ほうき
ダメじゃった。先輩に助けてもろた。
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