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休もう

 阪神タイガースに所属するプロ野球選手、金本知憲さん(42)がこのたび久しぶりに休んだ。途中出社はしたが。金本さんは1999年から11年間ずっと休まず仕事を続けてこられた。これは凄いこと。比叡山の千日回峰行に匹敵、いや、それ以上の偉業といってもいい。
 その金本さんが皆勤賞の世界記録を達成した時こういった「サラリーマンのみなさんは休みましょうね」これは金本さんのおっしゃるとおりだ。金本さんたちプロ野球選手はサラリーマンではない。個人事業主である。金本さんは阪神タイガースの正社員ではない。契約で阪神タイガースで仕事をしている、いわば契約社員である。だから休めば収入に直結する。また自分の働きがチームの成績に大きく影響する立場の人だから、自ら休まないことがチームのためになっていた。それがこのたびの肩の故障で満足な仕事が出来ず、自分が仕事場にいることがみんなに迷惑をかけると判断され、自らの記録を途切れることもかえりみず、自分で休むことを決断した。まことに適切な判断である。
 むかしむかし、バブル期ぐらいまでは会社を休まないことが美徳とされた。風邪をひいても高熱をおしても出勤すれば、「根性がある」とほめられた。有給休暇を1日も取らずに皆勤すれば表彰された。休まないことが称賛された。
 それが現代はインフルエンザで発熱すれば休まなくてはいけない。出勤停止だ。無理に出勤して会社で感染者を増やせば業務に多大な影響がある。こういう行為はほめられるどころか厳しく叱責される。
 有給休暇の日本の取得率は40パーセントほど。政府はこれを70パーセントに引き上げるべく目標案を創った。そういう目標ではあるが、実情は、気を使って有給休暇を取っている。届け書の理由欄に私用と書き、「すみません」と恐縮しながら課長に提出する。休暇明けに課長の顔をみれば「きのうはすみませんでした」
 有給休暇を取るのになぜこんな気を使わなければいけない。有給休暇は日曜日と同じと考えるべきだ。なんら遠慮することなく堂々と休めばいい。
 昔、労働組合の副委員長をやっていた時に、有給休暇増を要求した。この時付帯事項として次のことも要求した。
①届け書の理由欄の廃止。
 有給休暇を取るのに理由は不要のはず。急病のためや家の用事などの理由がなくても休めるはずだ。休むことそのものが理由なのだから、有給休暇の理由を会社に通知する必要はない。
②皆勤手当ての廃止
 会社(たてまえ)も組合(本音)も有給休暇の取得率アップを望んでいる。だったら休暇をとらなかった者を表彰するのはおかしい。そのような者はペナルティを加えてしかるべきだ。有給休暇100パーセント取得者こそ表彰すべきだ。
 この時の春闘で有給休暇は少しだけ増えたが、付帯事項は拒否された。
 金本さんはやはり偉い人だ。休まない時/休む必要がない時は徹底的に休まない。休むべき時はスパッと休む。
 日本人よもっと休もう。
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狩野、1軍昇格、即スタメン、即スリーラン

 金本アニキがスタメンにいない2戦目初めての甲子園。今日のレフトは2軍から上がってきたばかりの狩野。4番は新井。まず新井。先日の初めての4番の対横浜戦では固くなっていたようやけど、きょうはマシになった様子。4回に4点とる口火となった2塁打を打つ。そしてレフトの代役狩野。これは大成功。今期初ヒットがスリーラン。自分の代役が結果が残せずいると、責任感の強いアニキのこと、痛いの我慢して出るともいいかねん。今日みたいやと安心して治療できるやろ。しばらくは代打で我慢してやアニキ。
 そして金本の代役で4番やレフトやっとる連中。あんたらもプロなんやから金本にとって変わるというぐらいの気概を見せて欲しいもんや。
 狩野、今日は打力を見せてくれたな、こんどは足を見せて盗塁を見せてや。いっぺん1番狩野、3番マートン、4番ブラゼルちゅうのんやってくれへんかな真弓はん。
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