今年の年末は、少しちがってきている。
昨年と比べると、手持ち無沙汰なのである。
よくよく考えると、母の看病が大半だったことに気づかされる。
そこで休みの空いた時間を大掃除にあてることにした。
しかし、今回の手法は今までとは違うやり方をしている。
どのように違うかというと、元来、片付けのできない自分の性格から変えないと無理だということに行き着いたのである。
さまざまな「整理術」関連の本も読んだ。
しかし、根本的に量が減らないのである。
むしろ、増えている。
なぜか、悩んだ。
片付けている最中、「これも取っておこう、これはいるときがくるんじゃないか」と考えながらやるから全然減らないのである。
そして、単にファイルボックスの中に入れ、そのファイルボックスを見た目だけきれいにする。
雑然と片付けたに過ぎない。
そこで出てきた答えは、見ずに捨てる。
すると、みるみる書類の山がなくなってくる。
心に、もう絶対に見ないと決め付けたのだ。
ちょっと気持ちいい。
次の日曜日には、中古本屋さんに本棚の本をすべて持って帰ってもらう予約も入れた。
本があるだけでなんとなく安心していた自分に気づく。
(なんと、勉強しない私でも500冊以上の蔵書があることをはじめて知った。片付かないわけだ)
必要なときはインターネットで検索できる。
さらに深堀をしたいときには、ネットで簡単に中古本を買えることに気づいた。
本に対する投資額がクオリティを落とさずに削減できる。
何よりも中古本だから読み終えたら、すぐに売れる。
こうすれば多少の時間差はあるが、本の冊数は増えない。
気づいたのは、靴でも、洋服でも、本でも、新しく一つ買ったら、古いものを二つ捨てるルールを自分の中で決めてしまうとマイナス・イチになるから減っていくことになる。
整理をするのではなく、捨てることが私にはあっている。
来年からは、「人生、質素に生きる」ことに徹しようと思う。
私の片付けは、本当に大袈裟だと思うが、もうどうにも止まらない!!