大掃除のテーマだけで三回も書ける自分にどれだけネタがないのか、それとも暇なのか、自虐的に書き始めた。
だが、今回の大掃除で学んだ「捨てる」という技術を通して自分の中に変化が見られ始めたので、ぜひ紹介したい。
一つは、本屋に行っても衝動買いをしなくなった。
このことは、自分でも驚いている。
特に、「整理術」や「手帳術」といったものに見向きもしなくなった。
(なぜか、この時期、この手の本が店頭に並ぶことにやっと気付く愚かな自分がいる)
こういった書籍をさまざま買い求め、読んで真似してみたがいずれも長続きしなかったからである。
なぜか...
とどのつまり、私と著者は異なる人間であるということ。
よくよく考えると整理整頓ができる素養があるからこそ著書が出せるわけで、その素養がかけらもない自分にとっては無駄だとやっと気づいたのである。
また、本の衝動買いがなくなっていくと財布の中のお金が残り始めることに気づく。
では、必要な本はどうするか。
タイトルや出版社を記録して(スマホで写メを撮る)、自宅でアマゾンで中古本を探し買い求める。
(最近、この方法を覚えたのでうれしくてたまらない)
変化の二つ目は、プリンターの使用頻度が減ってきた。
今月にはいってさまざまな書類を潔く処分した。
結果、200キロの紙ごみが出た。
あまりの多さに出さない工夫は何かと考えると、現状では企画などを書いた後、次回の参考にするために(勝手にそう解釈していた)記録として残す資料として必ず出力していた。
そして、企画を書くために集めた資料も大事に残していた。
これが(紙ごみが)貯まり貯まった原因である。
このことは、ごみ出しをした時に記録されるプリペイドカードに累積数値が表示されていくので、その数値のあまりの多さに驚き、良心の呵責に苛まれるのである。
だから、今はできるかぎり出力しないようにした。
そして、打ち出した資料を入れておく保存用のファイルボックスをできうるかぎり処分した。
つまり、入れておく場所をなくしたのである。
これらのことを通して、行革時代に紙の節約運動が自分のやり方では稚拙であり、この方法を応用すればもっと経費が削減されたのにと気づく。
人は無理やりやらされたのでは、長続きしないということ。
気づくことで自発的に行動する。
この仕掛けが大事なのである。
そのためには、川下というかアウトプットから気づかせる。
さらに、それを明確に数値に置き換えて気づかせる。
あ~あ、もっと早く気づけばよかった!!