走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

難しい仕事をやり抜く部下 PartⅠ

2006年02月06日 22時33分30秒 | その他
2月6日に部下が新たなお客様を開拓しました。
半年以上かけて開拓した念願のお客様です。でも、まだ世間には公表できません。
私たちの仕事は、結構、こんなのが多いのです。
私たちの仕事は、どの部署もほとんどが「縁の下の力持ち」に徹することこそが重要であり、それをやり抜く者こそが真のプロであるのです。
でも、がんばった部下には世間から、彼らがやったんですと思い切り発表をしたいのですが、それはかないません。
特に、今回の案件で本当によくがんばったノリ君は、お客様から「うちに来ませんか?」と誘われるくらい気に入られました。
でも、「ノリ君はうちの宝ですから。」と丁重にお断りすると、本当に残念そうな顔をされたお客様の顔が印象的でした。
そして、彼を支えた岩ちゃん、長さんも本当によくがんばってくれました。
君たちの活躍ぶりは、本当にすごい。誇りに思いますよ。
民間から誘われる田舎の木っ端役人が出始めたことを皆さん知ってます?
ちなみに、私は誘われませんでした。

根強いファンの力

2006年02月05日 18時20分09秒 | その他
映画「単騎、千里を走る」を見てきました。
映画の詳細(http://www.tanki-senri.com/)については、別に記すとして、今回は久しぶりに毛色の違う観客が見られましたので、その話をさせていただきます。
この映画の主演は、高倉 健さんです。
出てくるだけで、その存在感をアピールできる数少ない俳優さんです。
この映画自体、監督と健さんとの親交から生まれたものであり、脚本自体、健さんにあわせて創られたといっても過言でないくらい、健さん以外では演じられないシーンばかりだったような気がします。
そろそろ本題ですが、劇場内に入ると、思ったよりも観客が少ないのにビックリしました。オールナイトということもあって、「お客さんが少ないのかなあ。」と思いつつ、席につきました。
しばらくして、酒のにおいをプンプンさせたおじさんたちが二人入ってくると、私の前の席に座りました。
一人が「お前、寝るなよ。」と言うと、相棒のおじさんが、「寝んわいや。誰の映画じゃと思とんぞ。」と応えました。
すると、「ほうよ、何言うても、健さんの映画じゃけんねや。」
「お前、健さんの映画じゃのに正座せんでも、ええんか。」
「ほうよのう、正座せんといかまいか。」
「ほうよ、正座せないかんで。」
まさに、私が高校時代にオールナイトで見に行っていた、健さんの「網走番外地シリーズ」を支えた世代の人たちである。
どう見ても、普段は映画など関係のない御仁のように思われた。
あるインタビュー記事で、健さんに「網走番外地シリーズ」について質問をされた時に、健さん自身は、決していいイメージをもっていないような感じだったと思う。
でも、あなたを根強く応援しているのは、実は「網走番外地シリーズ」世代なのですよ。
そういえば、「網走番外地シリーズ」の中で、最後に健さんが出入に向かう中で、BGMとして流れた「義理と人情、秤にかけりゃ...。」を大声で歌っていたおじさん、私が歌っていなかったのを見て、「おい、学生、お前も歌え。」と怒られたっけ。
そして、斬りあいの最中に、突然、襖から飛び出てきた敵を見て、思わず「健さん、危ない。」と大声を出したおじさん。
みんなとっても、いい人たちだったですよ。
そういう人たちが、健さんをいつまでも応援していることを知っておいてください。