走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

自転車で新風を!!

2010年10月15日 19時50分29秒 | 考え方
 NHKのBSチャンネルを観ていてイギリス・ロンドン市の交通政策をやっていた。

ロンドンでは、中心部の車の増加により交通渋滞が慢性化していたという。
行政はこれを憂えて、レンタサイクルを6,000台投入したというのだ。

 ただ、この動きは行政が自主的に行動したわけではなく、その影にNPOハックニーサイクルという団体があったようだ。
この団体の代表は、自転車の有効性と自転車がまちを変える可能性について活動したという。
そして、今も自転車の点検方法や乗り方教室、自転車道の拡張のための調査事業など、積極的に活動しているようである。

 いまでは、救急自転車なる救急車の自転車版が60台も投入され、救急車が来るまでの応急処置を行っているという。

 また、「サイクリスト・カフエ」なるものまで登場し、店の中に自転車を持ち込めるだけでなく、お茶を飲んでいる間に修理などをしてくれるそうである。

 この番組を観ていて本当に役に立つことがたくさんあった。

それは、松山というまちが、コンパクトにできたまちで、自転車で移動するには最適なまちだからだ。
郊外から中心部までは公共交通機関で移動し、その後、自転車などで移動する。
そのためには、交通結節点にはレンタサイクルを投入する。
だが、レンタサイクル事業だけでは採算割れをする可能性があるので、自転車を広告媒体として見立てて広告収入を足すと、トントンまでいくのではないか。
また、駐輪ビジネスまで足していくと十分ランニングコストだけでなく、イニシャルコストの回収まで出来てしまう可能性がある。

 これからのまちづくりは、イニシャルコストの部分についてのみ税を投入し、それが回収でき、結果的にはそのことによりさまざまな経済波及効果が生まれる、そんなやり方が必要だと思う。

そんなまちづくりがあってもいいのではないかと、以前から考えていたからである。

 どちらにしても、交通政策についてさまざまな交通手段を有機的に組み合わせて、環境保全や都市機能の向上を図る努力をもっとしなければならないと思った。




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