走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

チームワーク

2012年02月08日 23時45分27秒 | すばらしい出会い
 私の職場は、私を入れて6人しかいない。
 内訳は、支所長の私に、窓口担当が4人、そのほかに用務員さんが1人。

 主な業務は、窓口業務。
 窓口担当が2人休むとたちまちお客様に迷惑をおかけする事態に陥る。
 そんな時には、近くの三津浜支所にヘルプ(応援職員のこと)依頼をする。

 昨年度まではわからないが、三津浜支所のM支所長は大変な無理をしてヘルプを出してくれる。
 いつも突発的なお願いなのに、かなり無理だなと思いつつ厚顔無恥にお願いをしてみる。
 助けてもらえる。
 よくよく考えれば、未だ一度も断られていない。
 このことは凄いことである。
 決して余裕があるわけではない。
 なぜなら、直接お礼を言った時に、窓口にひっきりなしにお客様が来られ、どう見ても余裕があるとは思えない。
 でも、助けてくれる。
 きっとM支所長は過去にも小さな支所で仕事をされた経験があり、その時の苦労をよくご存知だからだろう。

 本市では地域ごとに4つのブロックに支所をくくっており、私たちのいる支所は西ブロックである。
 そのリーダー的立場がM支所長だ。
 平素から助けてもらっているので、M支所長には一目も二目も置いている。
 「持ちつ持たれつ」というよりも「持たれつ持たれつ」とお返しするものがない。
 申し訳なさでいっぱいである。
 同じブロックの他の支所長もユニークで個性派集団である。
 でも、一緒にいて楽しい。
 飲み会などをするとおお盛り上がり(?!)

 一方、内の職場に眼を向けると同時に二人は休めない状況である。
 しかし、病気や研修などで不測の事態が起こる。
 場合によっては、研修を急遽振り替えてもらうなどの無理な対応をお願いする。

 小さいながらも、チームワークで頑張ってきた。
 私が来て、あと一ヶ月と20日で一年がこようとしている。
 アットホームな雰囲気で、できればこのメンバーでずっと仕事をしたいと思っていた。

 しかし、女性職員のSさんが出産を控え、来週から産休・育休と長期休暇に入る。
 また女性の臨時職員のMさんは今月いっぱいで任期切れとなる。
 つまり、このメンバーで仕事ができるのは、あと2日。

 もう永遠にこのメンバーで仕事をすることはない。
 そう思うと切なくも寂しくなる。
 どのメンバーもよく頑張ってくれている。
 少し大きな声を出すお客様がきても女性職員を含めて怯まない。
 冷静かつ丁寧に応対してくれる。
 なにか問題や課題が発生してもすぐに共有し、解決策を見出そうとしてくれる。
 その時の主役は、たいていK君。
 そしていぶし銀のように火を消してくれるのがT君。
 用務員さんという立場だが、地域の人に私以上に信頼されているSさん。

 彼や彼女たちは、私の自慢の部下である。
 この職場で仕事ができることを誇りに思う。
 あと二日、このメンバーで最善を尽くす。
 



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