走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

必死剣 鳥刺し

2010年07月24日 22時30分19秒 | 映画
私は藤澤周平の作品が好きで、今やっている映画「必死剣鳥刺し」を今夜のレイトショーで観ようと新聞の映画欄を見た。
なんと、9時半と12時半の2回しか上映していない。
こんな場合は、上映が早く終わる。
時間は11時過ぎ、慌てて家内に映画を観に行くことを宣言。
早めのランチを済ませ、身支度をして出かける。

家から15分のところに映画館がある。
チケットを買って座って待っていると、入場案内のアナウンスがある。
観客は私を含めて7人。
寂しい。

映画のあらすじは次のとおり。

海坂藩に属する中級武士、兼見三左ェ門は、能楽の観衆たる藩士たちの目前で藩主・右京太夫の側室、連子を刺殺した。
生活が贅を極め、それを諌めた忠臣を切腹に追い込んだ毒婦ながら、彼女を殺めた兼見は打ち首が相応と思われただけに、中老津田から一年の閉門と降格の罰のみを申し渡された兼見は驚く。
しかし、それが津田の藩主への嘆願ゆえと聞かされた彼は、温情に背かず刑期を過ごすのだった。
姪の里尾のみを世話係として傍におき、禄なき暮らしを続ける兼見をよそに、藩主の政策は身勝手を極め、農民たちは重すぎる年貢に直訴を試みんとしていた。
それを止めた藩主の従弟である隼人正は、次第に藩主への不信の念を深めていった。
彼が謀反をたくらんでいるとの噂を聞きつけた津田は、ある日秘剣を会得するという兼見を呼び、密命を託すのだった。

観終わって帰りながら、「やっぱり『蝉しぐれ』が一番やなあ」と思っていたら、つい帰る途中にあるレンタルビデオ屋さんによってしまい、「蝉しぐれ」と「山桜」を借りてしまった。
あきれるくらい藤澤周平が好きな私です。