走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

春の珍事

2010年04月20日 23時50分22秒 | びっくり
 支所にきて約3週間。さまざまなことが起こる。

 その中でも、地域の人から「気付いたんやけど...」といった情報が入ってくる。
 そのような情報のほとんどが聞き流してもかまわないような気もするが、わざわざ言いにきてくれたということは、その人にとってはその思い入れは深いということである。

 今日も連絡が入ったので、現場を直接見に行く。
 春だから起こる珍事である。
 担当部署へつなげばいいだけかもしれない。
 でも、やはり自分の目で確かめておいたほうがいいと思い、出かけてみた。
 歩いていける距離だったので、部下の工(たくみ)君を誘って(本当は道が分からなかったため)案内してもらった。

 工君は、平素、地域をこまめに回っているので、裏通りを通って現場に案内してくれた。
行きながら、こんな道もあるのか、こういうところもあるのかと、驚きや新しい発見をしながらの行程であった。

 現場の状況を携帯電話のカメラで写真を撮り(本当に便利になった)、その日の夕方には担当部署へ写真入で報告する。

 このやり方は、ずるいやり方だと思う。
 なぜなら、例えば電話で言いっぱなしのような引継ぎだと、担当にとってはよけいなものを押し付けられたと思い、なおざりにしても仕方がないところを、写真を付けることで、「先に現場を見ましたよ」という暗黙のプレッシャーをかけることになる。

 今回のように同じ組織で、担当だから当たり前的な発想はこちらの身勝手だと思う。
 担当にも仕事があり、こういう仕事は想定外のものなので、スケジュールの都合上すぐに動けないケースは多い。
 ではどうするか?
 相手の負担を少しでも減らすことで、担当の仕事を軽減してあげるお手伝いをする。
 それには、現場はこんな感じですと写真を送る。(猫の手くらいのレベルですが)

 嬉しかったのは、すぐに動いてくれたこと。

 そして何よりも、結果が出なくとも言ってきた人にとっては迅速に動いてくれたことが何よりも嬉しい。
 担当課長さんや担当者に感謝である。