走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

心の感謝状

2010年04月16日 23時55分01秒 | うれしい
 今日帰宅すると、立岩公民館長だった松田宣孝さんから退任の葉書が届いていた。
 三期6年、そのうち4年間をごいっしょさせていただいた。

 最初から、ご迷惑をいろいろとおかけしながら、そのことには一切ふれられなかった。
 父親のような優しさだった。

 まちづくりの活性化についていろいろと教えていただきながら、過疎化するまちの現実を教えていただいた。
 必死でまちの再生について考えておられた。

 そんな松田公民館長を見ながら、何もできない自分を歯がゆく思った。
 何かできないか...

 「子どもの声がなくなったまちに、未来があるんじゃろうか?」

 自分ができること。
 まず、放課後子ども教室を開設すること。
 担当スタッフは、私のその思いを受け止めてくれて、実現へ向け何度も何度も現地に出向きカタチにしてくれた。
 ボランティア・スタッフを見つけるために地元の聖カタリナ大学に出向き、お願いもしてくれた。
 ひとりの大学生が手を挙げてくれた。
 私たちの仕事は、地域の人たちのボランティアで成り立っている。
 それがわかっているつもりでも涙がこぼれそうになる。

 次に立岩ダッシュ村を企画し、カタチにする。
 大変なご苦労をおかけした。
 特に松田公民館長には。

 そして、今日の新聞に「立岩小学校に学校バスが導入された」という記事。
 地元の悲願でもあった。
 たった一人の熱き思いがここまで地域を動かし、少しづつであるがカタチになり始める。

 葉書には、「大変お世話になりました。本当に楽しい公民館活動でした。ありがとうございました」と添え書きがあった。
 
 いえいえ、こちらこそありがとうございました。
 たくさんの学びとたくさんの感謝、何を大切にしなければならないかを教えていただいた4年間でした。

 残念ながら私には感謝状を出せる権限がありません。
 でも、松田公民館長を含めたすべての公民館長に心の感謝状を贈りたいと思います。