走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

やっと実りました

2006年12月28日 23時29分34秒 | その他
 写真は、構造改革特区・地域再生の目玉の一つとして4年越しに仕掛けをしてきたデジタル広告塔のオープニングセレモニーの写真です。
 私もこの3月までこの庁内プロジェクトに加わっていましたから、感慨ひとしおでした。

 本事業の難しさは、国道を含めた公道に広告塔を置くという点でした。
道路管理者にとっては、今まで撤去したことはあっても、このような大きな物の設置を許可などしたことがなかったわけでありますから。
異例中の異例としか言いようがないのです。
 しかし、「坂の上の雲」のまちづくりの中で、観光客に回遊性を持たせるにはどうすればいいかと考えたときに、点を線にするツールが必要であるということになりました。
そして、バックボーンとしての光ブロードバンドのインフラが整備されようとしていました。
よしこれを使った、ヨーロッパのまちでよく見かける広告塔を最新式にして置いていこうということになりました。

 そこで、四国管内の国の出先機関の課長クラス30名程を中心としたプロジェクトチームを組織しました。
実は、このプロジェクトを組織したことで、国に関する規制が大幅に緩和される結果となったのです。

 でも、さまざまな障害が次から次と出てきて、その火を消していくのに直接の担当者は相当苦労していました。
 今までだとハードの整備だけで終わりますが、提供するコンテンツや事業採算性を踏まえた事業計画などクリアしなければならない課題は山積でした。
担当者たちは、これらの課題に対し一つ一つ丁寧にクリアしていきました。

本当に、表面的なことしか見ない人にとっては、その苦労はわからないでしょう。
行政の仕事の大変さを目の当たりにした思いです。
過程を評価されることの少ない私たちの仕事にとって、弱音を吐かずに頑張った担当の後輩たちに賞賛を贈りたいと思います。