走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

シニア層の起業家たち

2011年09月20日 21時56分03秒 | びっくり
 今、五十代、六十代の起業家が増えてきているという。
昨日のNHKのクローズアップ現代では、その特集をしていた。

 内容は、起業といっても成功する人もおれば失敗する人もいる。
その結果は明暗だが、今までにないパワーが生まれてきているといい、わが国の経済に活力を与えるのではないかともいわれ始めている。

 それらの実態は、豊富な実績と幅広い人脈を生かし起業するそうで、1991年には五十代以上の人が起業するのは全体の11.5%に過ぎなかったのに対して、2010年では26.6%と四人に一人は五十代以上の起業家となっている。

 まず、シニアならではの長所を生かし、56歳で脱サラして起業した中嶋さんの場合は家電製品のマニュアルを翻訳するアウトソーシング会社を起こしました。
現在はスタッフ100人、年商14億円。
中嶋さん自身、営業畑一筋に生きてきて飛び込み営業をいとわないという。
そして、全スタッフをすべて正規雇用しているという。
そのことを中嶋さんは企業を成長させるための大事な要素だといわれる。

 また、普通の農業を営んでいた永堀さんは耕作放棄地に目をつけて小松菜を生産し始めた。そして、若者の雇用を目指したのだが長続きしない。そこで年齢制限を外したところ高齢者ばかりが集まったというのである。
永堀さん自身、経営の安定化を目指しさまざまなことに取り組んできた。
だからこそ、お年寄りに優しい企業をつくることができた。
なかには大企業を定年し、時間をもてあまし生活習慣病になっていた人が働くことによって健康になったという例も取り上げていた。

 一方さまざまな経験を持つ人たちが集まって生産者と販売者を結ぶコンサルタントビジネスをスタートしたが、5年目に解散することになった例を挙げている。
そのおもな理由は、当初燃えていた情熱が時間とともに薄れてしまったというのである。
そして、何よりも5年くらいでそれぞれの人脈が途切れていたというのである。

 また、一人で環境ビジネスに挑戦している起業家の例も出ていた。
こちらの方は、たった一人でやっているので商品開発の視点が偏っているような気がした。

 これら失敗した人たちの誤算は、今までいた企業の看板の大きさを自分の実力と勘違いしたことではないか。
やめればタダの人に過ぎないということ。
また、ここでわかったのは人脈はせいぜい5年くらいしか持たないということ。

 誰かが言っていた。
 内向きの人脈形成に終始すると、定年と同時にその人脈がプツと切れてしまうと。
 ほんとうにさびしいかぎりである。

 今の自分の役職と付き合う人と、自分と言う人間と付き合う人の選択眼もいるんだろうなと感じたしだいである。

 

夢の技術 ・・・エレベーターで宇宙を目指せ!

2011年09月11日 21時05分28秒 | びっくり
 今夜の「夢の扉プラス」は、日本大学教授 工学博士青木義男 さんのお話だった。(番組ホームページから引用)

 先生は、NASAがスペースシャトル後の宇宙開発のひとつとして取り上げている「宇宙エレベーター」の開発者のひとり。

 2011年7月、「アトランティス」の打ち上げが、最後のスペースシャトル 飛行となった。
 今、宇宙開発は、新たな時代を迎えようとしている。
 その中の一つが「宇宙エレベーター」。
 なんと宇宙から地球上までケーブルを下ろし、それをクライマーと呼ばれる乗り物が登っていく。
 「安全」「大量輸送」「低コスト」…ロケットに代わる究極の宇宙輸送システム。
 全長10万キロ、実現すれば、人類史上最大の構造物となる。
 この壮大なる構想の開発に挑む一人が、日本大学理工学部教授、青木義男。
 「エレベーター」の権威である。

 青木は、3年前に「宇宙エレベーター」に出会った。
 「今、街中にあるエレベーターの技術を高めるのだって難しいのに、宇宙なんて出来っこない」
 しかし、ひやかし半分で行った宇宙エレベーターのイベントで、その魅力に惹かれた。
 少年時代、アポロ月面着陸で宇宙を夢見ていた青木少年の好奇心が、よみがえってきた。
 かつて、小説で描かれた宇宙エレベーターは空想の物でしかなかった。
 しかし1990年代に、軽くて強い新素材カーボンナノチューブが発見され、ケーブルの役割を担えるのではと、「宇宙エレベーター」実現の可能性が一歩近づいた。
 今、夢のような技術が、少しずつ動き出している。
 2011年8月初旬、青木は研究生らと共に、富士山の麓で行われた宇宙エレベーター技術競技会で600mの高さを目指しクライマーの開発を手がけた。
 さらに8月中旬、ドイツ・ミュンヘンで行われる宇宙エレベーター世界大会に挑み、見事準優勝に輝く。 

 そんな青木先生も高校時代は不良少年で頻繁に家出を繰り返していたという。
 そして、今の彼へと導いたのには中村先生という恩師の力がある。
 中村先生は、彼が人生に迷っているときに粘り強く彼に接したという。
 そして、彼は一念発起して大学教育者の道へと進むのである。

 高校時代の青木先生は手のつけれない生徒であったに違いない。
 中村先生は、「生きる」とは、「夢」をもつとは、「一生懸命」になるとは等々、人間として大事なことを彼に伝えたのではないかと思う。
 このことが結果的に人類にとって素晴らしい貢献をする人材を育てたことになる。

 そして、中村先生が彼に向けたメッセージの中に、「例え、この夢を君が実現できなくとも、君の意思を継ぎ、それを実現してくれる人材を育てることが大事です」と。

 人生の中で何人かの自分の先生がいる。
 時に、それは学校の先生以外の場合もある。
 振り返れば自分のことよりも相手のことを必死に考えて、指導をしてくれた人たちと出会っている。
 そんな自分は幸せである。

 そして、そんな人に自分もならなければならないと考えている...

キュレーター

2011年08月29日 19時57分26秒 | びっくり
 「キュレーター」・・・あまり聴きなれない言葉
れっきとした職業の名前である。
私自身も昨夜の「情熱大陸」という番組を見るまで知らなかった職業である。

 主人公は、林綾野さん。
番組では、300年の時を経て、フェルメールの名画に秘められた“レシピ”を蘇らせて、「美術作品」を「食」の観点で切り取るというものであった。

 林さんは、ゴッホ・ピカソ・モネ・フェルメール・・・名画に秘められたメッセージを読み解き、人々に伝える『伝道師』になりたいと語る気鋭のキュレーター。
日本では余り知られていない職業だが、専門的な美術の知識を元に展覧会の企画・運営全般を担当する仕事で、アーティストと社会の架け橋的な存在として欧米では非常に認知度が高いという。

 林さんの名前が注目され始めたのは名画の中にある“料理”をリアルに再現したレシピ本の執筆からだという。
ゴッホの絵に描かれたタマネギから、当時彼が食べたかもしれないスープのレシピを考案し、フェルメールの名画『牛乳を注ぐ女』に描かれた材料の数々から、絵の中の女性がその先に作ったであろう“あるお菓子”を蘇らせる。

 また、現在京都で開かれている「フェルメールからのラブレター」展にもPR担当として関わっている林さん。
修復後、世界初公開となった名作『手紙を読む青衣の女』をアピールしようと、オリジナルのアイディアを出し始める・・。

 そして、女性ならではの感性で、作品の核心部分を見る側になんとか伝えようとする。

 ときには、現地まで飛び、その足跡をたどることもある。
 しかし、見る側には平易にわかりやすく伝えようとしている。

 けなげなくらい...

 最近、さまざまな分野で、こういった「橋渡し役」の必要性を感じる。
 ギスギスした世の中になっている今だからこそ「キュレーター」のような立場の人が絶対にいると痛感した...

ショッキングなニュース/島田紳助引退

2011年08月23日 23時02分24秒 | びっくり
 芸能人の島田紳助が暴力団と交際していたことを認め、先ほど引退記者会見を開いた。
おそらく明日のモーニングニュースは、この話で持ちきりであろう。

 彼の性格からすると、「何がいけんの?」と言った感じだろうか。
彼の生い立ちを彼自身隠していない。
不良で、ヤンキーで、暴走族だったという経験からすると、その頃の友人も場合によってはそういう世界に進んだ人もいるだろう。

 だからといって、彼がその頃の友人を差別したりすることはないであろう。
口には出さないが、ひょっとしたら無二の親友がそういう世界の人かもしれない。
しかし、人間関係はその人たちにしかわからない。

 それが、犯罪などに関係していたならば社会的に責められたとしても仕方がない。
だが、人として付き合っていたということを認めない世界なら、キッパリと自分から印籠を渡してしまえ的な発想になったのかもしれない。

 最近の彼の言動は、同世代としてよくわかる。
デビュー時と比べると涙もろくもなっていた。
その分、心をゆすぶる熱い言葉が出ていた。
訊いていて、ずいぶん感動もした。感心もした。

 それは、彼の魂のような言葉にも聞こえた。

 きっとたくさんの修羅場を潜り抜け、悲しい思いや悔しい思いもしてきたのだろう。
だから、そういう生きた言葉が出てくるようになったのであろう。

 彼のことだから、口にしたことを撤回することはありえまい。
 洒脱で、小気味のよい話術は、時に人の本音を抉り出すこともあれば、清涼感のようにスカッとするときもあった。

 もう訊けなくなると思うと、残念で仕方がない。

 誰かが、「偉くなるのは人任せ。だが引き際は自分でやらなければならない」と言っていたが、それをそのまま実践したような引退劇である。
本当に引き際は難しい。

 だが、彼は漫才をやめる決断を「ダウンタウンの松本人志」の出現によって決めたという。
そして、今回の引退も彼に一番に伝えたという。
 自分の後継者が要る。
 だから、引退しても悔いが残らない。

 引き際の悪い人は、自分の後継者を見つけられない人か...

100%の社員が幸せになる会社

2011年07月22日 23時24分58秒 | びっくり
 もうすぐすると誕生日なので、眼鏡屋へ行く。
 齢とともに、目の焦点が変わってくる。
運転などには危ないので、場合によってはレンズ交換が必要になるかもしれない。
ちょうどレンズが割れていた眼鏡があったので持参する。

 入店すると、既に私の前にたくさんの客が並んでいる。
仕方がないので店舗にティスプレイしてある眼鏡を見て回った。

 驚いたことに、他店の半額並みである。

 自分の順番が来たので、受付してくれた若い店員さんに「なぜ、この店はこんなに安いの?」とたずねてみると、「儲けないからです」みたいな答が返ってきた。内心、「そんなバカな!」である。


 気になったので、帰宅してホームページでその会社を検索してみた。

 驚くことに、信じられないような経営モデルを確立してある会社だった。
以下、紹介しよう。

 メガネ21は広島を中心に全国で128店舗を持つ年商83億円のメガネチェーンです。
21の店舗では常時全ブランドを4割引きで販売しているそうなのですが、面白いのはその安さの理由です。
普通安低価格にするためには、大量仕入れや人件費のカットなどでコストを低く抑えてという方法が考えられます。
しかし、メガネ21ではそういった事はしていません。
仕入れ値は他社と同じぐらいで、原価率は70%ぐらいだと言います。
それではいったいどうやって安くしているのかと言うと、売り上げによって得た利益の半分をすべて値引きのために当てているのです。
こうする事で安い価格を維持して客を多く呼び寄せ、たくさん商品を買ってもらい、そこで得た利益でまた低価格を維持すると言う事をやっているようです。
こうやって他社よりも安い価格で売り上げを伸ばしていけば、当然利益も膨らんで行きます。
 一方、利益のもう半分はすべて社員の給料とボーナスにつぎ込まれる仕組みになっていて、それが社員のやる気を引き出します。
販売実績を上げて店舗の売り上げに貢献すればするほどそれだけ多くのボーナスを貰う事ができるので社員はみんな頑張って働く訳です。
しかも、社員は、販売ノルマは課せられていないため過剰なプレッシャーを受けずにのびのびと働く事ができます。
ただ言ってみれば、成果主義でもあるので、逆に利益が上がらない時はボーナスが減るという事になるそうです。
しかし、普通の会社なら内部留保として溜められるはずのお金をすべて商品の値下げと社員のボーナスに当てるので、売り上げが良い時はかなり高いボーナスがもらえます。
 普通、内部留保を持たない会社はやっていけなくなります。
それなのにメガネ21はどうやって内部留保なしで経営をしているのか。
内部留保とは、簡単に言うと売り上げから原価と人件費と株主への配当などを引いて後に残った利益、つまり儲けの事で、このお金は普通の会社では将来への設備投資や、何か問題が起こった時のために溜めて置きます。
特に資金繰りのお金が必要になった時、銀行からお金を借りないといけませんが、内部留保がないとそれが難しくなるためどの企業もある程度の内部留保を持っておこうとします。
しかし、メガネ21は資金が足りなくなっても銀行からは借りず、グループ内の店舗からカンパや協賛金という形でお金を集めています。
グループ内のどこかしらに余っているお金を融通してもらうい何とかしているという訳です。
 それから将来的な投資、例えば新しい店舗を作るとかいう場合にも、銀行から融資を受けたりするのではなく、社内から出資者を募ります。
これは無担保で、配当は年1回、利息は最高で10%というもので、基本的に店舗の中核を担う人が一番の出資者になるようですが、新店舗を助けたいと思った人が出資すると言います。
実際社員の多くがそういった出資をしていて、その総額は約10億円にもなるそうです。
出資をすると、人事評価が高くなり給料にもそれが反映されるため、お金のある社員は出資をし、その店舗がうまくいくように応援をします。
つまり、銀行からお金を借りなくても自分達だけでうまくやっているから内部留保を持たなくても良いと言う訳です。
これまで無借金経営の会社と言うのは聞いた事がありますが、内部留保なしというのは初めてでこの方法には本当に度肝を抜かれました。
 また、社員が出資者になる事で所謂株主と経営者と労働者による対立の構図が薄れて、経営者は出資者と労働者の両方の利益を考えた経営をするようになります。
普通の会社ですと、出資者と経営者がとにかく利益を追求する余り社員の人件費削減などに努めようとしますが、社員が同時に出資者でもあるためそういった一方的な事はできなくなります。
経営者のボスは出資者であり、社員が出資者になっているのですから当然と言えば当然です。
逆に社員の方も出資者として会社の将来に関してリスクを負っていますから、自分勝手な事はできなくなり、何が会社のためになるのかを真剣に考えて会社に貢献しようと努めるようになります。
 番組の説明だけではメガネ21の経営がどのように行なわれているのかいまいちわからない部分も多かったのですが、更にすごいと思ったのは社長が交代制で、しかも管理職がいない事です。
社長は名ばかりで、各店舗の社員が交代でやる事になっていて、判子を押すなどの社長業とされる仕事は本部にいる社員がやっているとの事でした。
それから管理職ですが、メガネ21では店舗の社員はみんな平等の立場で店舗の責任者となる人はいますが、上司になる訳ではなく管理職にあたる人は置いていません。
創業者の平本さん曰く、すべてをネットで公開すると、管理職は必要なくなるとの事でした。
例えば、仕事の悩みを上司に相談したい時も、社内ネットのページに書き込めば、他の社員の誰かがそれに答えてくれるので上司は必要ありません。
 また、物品購入などの社内稟議は、ネットに書き込んでから三日間反対意見がなければ、承認されるという仕組みになっています。
一部の誰かが決めるわけではなく社員みんなの意見を参考にして決めるため、より良い案が出てきたりして効率的だと言います。
その他にも21の社内ネットには、各店舗の経営状況から社内会議の報告、人事評価、給与明細などありとあらゆる情報が載せられていて、社員なら誰でもそれを見る事ができるようになっています。
こうやってすべてを公開する事でやましい事や悪い事はできなくなりますし、社員同士や会社に対する疑心暗鬼がなくなり、深い信頼を築く事ができます。
基本的には一部の人が勝手に物事を決めるのではなく、ネットを介してみんなの意見を聞いてから決めているので、社員みんなが情報を共有していて、ああしろ、こうしろと指導する中間管理職を置く必要がないという事だろうと思います。
 それからメガネ21は人事もかなりユニークです。
採用される人は転職者が多いそうですが、本部の人が採用面接をした後、自分が働く事になる店舗の社員による面接をパスする必要があるそうです。
こうする事で採用された人は採用してくれた店舗の先輩に対して繋がりを感じるようになります。
あと、先ほども書いたようにネット上で人事評価と給料明細がすべて公開されているため、他の人がどんな評価を受け、どれだけの給料を貰っているか知る事ができます。
そして、人と比べて自分の評価に不満がある場合には、反対意見をネット上に書き込む事ができるようになっています。
もうひとつ極めつけなのが、ギブアップ宣言と言うものがあり、職場に合わない人がいる場合は、異動を願い出る事ができるそうです。
 ここまでメガネ21の経営方法について書いてきましたが、私が斬新で画期的と言った意味が少しはわかってもらえたかと思います。
平本さんは、社員のための会社を作ろうとこの会社を立ち上げ、論語の恕の精神、簡単に言うと思いやりの精神を基に会社の経営方法を作ってきたそうです。
しかし、ただ単に思いやりと言う事ではなく、企業と社員が直面する現実をしっかり見定めて、どういったやり方をすれば、社員の力を一番引き出せるのか、どうすれば効率的な運営ができ、他社との競争に勝てるのかという事を真剣に考えた結果ではないかと思います。
まあ、一般の企業とはかけ離れた事をしてますし、業種が違えば、経営のアプローチも変わってきますので、メガネ21のやり方をそのまま取り入れるのは難しいかもしれませんが、他の企業でも参考に出来る事はたくさんあるのではと思います。

 そして、社訓(みたいなもの?)がユニークです。

 ・社長の年収は、社員の最高額を超えてはならない
 ・「怪しい会社」から「珍しい会社」に
 ・自宅と自分の職場は、自分の金でつくろう
 ・資本主義は博打だから、リスクも覚悟
 ・長期雇用が保証されている
 ・「仲間主義」と「献身主義」の会社
 ・人は厚遇されていれば、他人をとやかく言わない
 ・どこよりも安く売っていく
 ・強い共同体意識で結ばれた会社
 ・採用条件は、自分の給与を削っても、仕事をともにしたい人
 ・社長は何もしない、自分の足跡を残さない
 ・4年で社長交代を顧客に公約
 ・人間信頼の「絶対評価」、人間不信の「相対評価」
 ・親は選べなくても、上司は選べる―――上司拒否権
 ・ノーワークノーペイが原則だから、有給休暇を先に買い取る
 ・パートさんは時給正社員、取締役にもなれる
 ・サービス第一主義だから、接客こそが命
 ・「心性」が「人間の魅力だ」

 どうですか?法人税も欲しいですが、こうやると社員さんが消費して、地域経済にはメリットがたくさん出てくると思います。


日本をエネルギー資源大国に!

2011年07月04日 00時03分27秒 | びっくり
 昨夜のTBS「夢の扉プラス」は、エネルギー資源輸入国であるわが国にとって朗報となるテーマであった。

 その名も、“燃える氷”メタンハイドレート。

 このメタンハイドレートは、日本の近海に多く眠っていると言われており、天然ガスの日本の年間消費量100年分がまかなえるという。
 そして、それを実現するべく、国家的プロジェクトが動きだした。
 そのリーダーの東京大学院・増田准教授は、陸上から穴を掘り、メタンハイドレート層から、世界で初めて、メタンをとりだすことに成功した。
 
 彼が研究をスタートしたのはバブル全盛期。
多くの人が、「エネルギー資源なんか輸入すればいい」という言葉に発奮し、この研究にその情熱を傾けた。

 メタンハイドレートの存在はわかっても、掘り出すことは容易ではなかった。
なぜなら、取り出す環境によっては大事故になる可能性があるからだ。

 そこで、さまざまな因子を数値化し、シュミレーター(予測プログラム)を作り出す。
そして、そのシュミレーターが本当に正しいかどうかを実践データと比較検証しながら完成していく。
そこには、彼を支える若き研究員たちの存在があった。
彼らもまた、日本がエネルギー資源輸出国になることを夢み、地道な作業を繰り返す。
その成果が結実したのである。


 次なる計画は日本の近海の海底に穴を掘り、夢の資源をとりだすこと。
 これも容易なことではない。
なによりも地上と比べ、海上は不安定であり、その状況下で安定かつ安全にメタンハイドレートを掘削することは尋常な作業ではない。

 しかし、彼らは果敢に挑戦する。 

 エネルギー不足が叫ばれる中で、日本がもしかして、資源大国になれるのかもしれないと信じて...

人工光合成~太陽光と水から水素を作り出し、エネルギー問題を解決

2011年06月25日 02時38分36秒 | びっくり
 最近の異常気象を「地球温暖化」という言葉で片付けてしまい、その原因は人類が発する二酸化炭素に主な原因があるというが、それだけであろうか。
私が勝手に考えるのは、地球の気象に一番影響を与えるのは海水であり、その海水温に一番影響を与えているのが太陽ではないかと思っている。
事実、近年、太陽の黒点活動は低調で何年か前は黒点がない年があった。
実は、過去に太陽の活動が弱まることが周年で繰り返されてきたが、今回は少し様子がちがうようである。
太陽が元気がないと、私たちも元気が失われるのか...

 そんな時、インターネットで次のような記事を見つけたので紹介しよう。
 太陽あっての人類であるというのがよくわかる。


上記の写真は佐山博士が開発した「光触媒・電解ハイブリッドシステム」を模した実験用電解セル。
左側の容器に酸化タングステンと鉄3価イオンを入れ光を当てると、酸化・還元を繰り返しながら酸素と水素イオンを発生し、右側の容器で電気分解を行うと水素が発生する。


 水と二酸化炭素を材料に太陽光を使って酸素や水素、糖を作り出す光合成を人工的に再現できれば、エネルギー問題と二酸化炭素削減という人類の大きな課題が解決できる。この「人工光合成」はまさに夢の技術だ。産業技術総合研究所の佐山和弘博士は、その夢に一歩近づいた。

                ☆ 世界初の可視光による人工光合成の快挙 ☆

                  

                    産業技術総合研究所
       エネルギー技術研究部門 太陽光エネルギー変換グループ グループ長(理学博士)
                     佐山 和弘博士
 
 地球上で自らエネルギーを生産しているのは植物だけである。その他の生物は植物によって生かされている。
 この偉大なる植物を支える精妙な仕組みが光合成だ。
二酸化炭素と水というどこにでもある材料を使い、太陽光という無尽蔵なエネルギーを利用して酸素と水素、あるいはデンプンなどの糖を作り出す。
もし、人類が「人工光合成」を実現できれば、我々を悩ませている多くの問題が解決に向かうだろう。

 20年以上にわたって人工光合成の研究を続けている産業技術総合研究所の佐山和弘博士はこう語る。
 「植物が何億年もかけて生み出してきた化石燃料をわれわれは勝手に掘り出して使い続け、もうなくなるのではないかとオタオタしています。子供や孫の世代にも必要なエネルギーを自分たちの世代で使い切ろうというのはあまりに無責任です。根本的にこの問題を解決するには太陽エネルギーの利用しかありません。人工光合成は日本発の技術として世界に貢献できます。エネルギー問題が克服できれば、多くの問題が解決できます」

 人工光合成はエネルギーを生み出すだけでなく、二酸化炭素の削減にも役立つ“救世主”となるかもしれない。
 光合成は非常に複雑かつ絶妙な化学反応である。
そのメカニズムは「明反応」と「暗反応」に大別できるが、前者は光を利用して水を酸化し、酸素とNADPHという物質を作り出す。
次に、NADPHと二酸化炭素によって糖が作られる。これが暗反応だ。

 この明反応を応用し、水を酸化し分解する過程で発生する水素を人工的に作り出すことが人工光合成の主要な目的であり、佐山博士は可視光を使って水素を得ることに世界で初めて成功した。2001年のことだ。
実は太陽光でも紫外線を使って水素を発生させる研究はすでに行われていたが、可視光ではなかなか実現できなかった。
それは可視光が紫外線よりエネルギーが低いからだ。

 人工光合成の仕組みの詳細については「技術解説」に譲るが、水を光で分解するには「光触媒」という技術を用いている。
光触媒とは光を吸収すると、その周囲の物質に対して酸化(電子を奪う化学反応)や還元(電子を受け取る化学反応)などの反応を引き起こす触媒物質である。
触媒作用を起こすためにはより高い光エネルギーの方が有利であり、これまで紫外線を中心に研究が進んできた。
紫外線を使う光触媒は100種類以上も発見されている。

 しかし、紫外線は太陽光の中で4%程度に過ぎず、約50%を占める可視光が使えなくては効率的に水を分解することはできない。
佐山博士にとっても可視光による水分解は長年の目標だった。

 1996年、ついに課題をブレークスルーするアイデアを思いついた。
それは2段階に分けて、可視光を与え、エネルギーを増幅させる方法である。
 実は、植物も可視光を2回に分けて使っている。植物では葉緑素(クロロフィル)が触媒の役割を果たし、光を吸収して電子を放出するが、葉緑素は波長680ナノメートルの可視光でまず電子を出し、水を分解して酸素を作る。
この電子のエネルギーが弱ってきたところで、次に700ナノメートルの可視光に反応して電子を放出し、パワーを増幅させ、NADPHを合成する。

 佐山博士はこの2段階方式を参考に、酸化タングステンとドープ型チタン酸ストロンチウムという2つの光触媒を使い、酸化還元反応を安定的に繰り返させる「レドックス媒体」としてヨウ素を活用することで、世界初の可視光による水の完全分解に成功した。
完全分解とは水素と酸素が2対1の割合で安定的に発生する反応を意味する。

               
佐山博士が最初に可視光で水分解に成功した際に用いた触媒であるドープ型チタン酸ストロンチウム(左)と酸化タングステン(右)。


◇実用化に一歩近づいたハイブリッドシステム

 現在、太陽エネルギーの利用は太陽電池とバイオマスエネルギーが代表的だ。
太陽エネルギーからどれほどのエネルギーを取り出せるかを示す「太陽エネルギー変換効率」では太陽電池が12~15%に対して、バイオマスのトウモロコシやサトウキビは1%程度。
ブッシュ前大統領が推奨したスイッチグラスという雑草では0.2%にしか過ぎない。

 しかし、単位面積当たりのコストを考えると、太陽電池よりバイオマスの方が有利だ。
また、電気は貯蔵できないがバイオマスは収穫して貯めておくことができる。
 佐山博士は人工光合成ならば、この両者のいいとこ取りができるという。
水と光触媒を入れた大型のプールや海を利用すれば単位面積当たりのコストを安くできるし、発生した水素もタンクに貯蔵できる。
問題は効率だ。
従来の人工光合成の方法では、太陽エネルギー変換効率は数値として表記できないほど低いものだった。

 また、太陽から受け取った光子のうち反応に使われた光子の割合を示す「量子収率」は太陽電池がほぼ100%なのに対して、人工光合成は2%程度だった。

           
光触媒の活性を評価する装置。左側の容器に水と光触媒を入れ、光を当てて発生した酸素と水素をサンプリングして分析すると、太陽エネルギーからどれほどのエネルギーを取り出せるかを示す太陽エネルギー変換効率がわかる。


 効率を上げるために佐山博士が開発した方法が「光触媒・電解ハイブリッドシステム」(以下、ハイブリッドシステム)である。
 従来は光触媒の作用によって水素を作り出すことが人工光合成の狙いだったが、敢えて回り道をして効率を上げようという独創的なアイデアだ。
 このハイブリッドシステムでは、まず光触媒の酸化タングステンと、レドックス媒体の鉄3価イオンを用い、鉄3価イオンが鉄2価イオンに還元しながら水から酸素を作り出す。
次に鉄2価イオンを鉄3価イオンに再酸化しながら、電気分解を施して水から水素を作り出す。
 鉄2価イオンを使った電気分解はレドックス媒体を使わない一般的な電気分解に比べ半分の電圧しか必要としないことは知られており、消費電力も半分ですむ。
化石資源から水素を作ると1立方メートル当たり10~20円、夜間電力を使って通常の電気分解を行って水素を作ると20数円かかる。
ところが、鉄2価イオンを使うと10円ちょっとですむ。
しかも、光触媒を入れたプールで水素を発生させないため、水素を捕集するための大面積の透明フードも不要になる。

 装置模型にあるように、光触媒プールから水を引き込んで電気分解し、発生した水素をタンクに貯めておくだけでいい。
電気は夜間電力を使ってもいいし、太陽電池や風力発電などのグリーンエネルギーを利用することもできる。

           
光触媒・電解ハイブリッドシステムの装置模型。光触媒プールで酸素と水素イオンを発生させ、電解装置で水素を作り出してガスタンクに貯蔵する。夜間電力でも太陽電池でも利用可能だ。


 このハイブリッドシステムでは量子収率は19%、太陽エネルギー変換効率は0.3%に達した。
太陽電池にはおよばないものの、スイッチグラスを超え、実用化に向けて大きな一歩を踏み出した。
 「変換効率が3%に達したらバイオマスエネルギーと比較しても十分実用化に耐える水準になるし、すでにその目標は見えています。量子収率の高い光触媒をさらに探索し、複数の光触媒をシート状に積層化してプールや海上に浮かべれば実現できるでしょう。効率が1%を超えたら多くの研究者がこの分野に参入してくるので、すぐに2%台になるはずです」

◇日本も国家プロジェクトとして推進を

 ノーベル化学賞を昨年受賞した根岸英一教授が今年1月、人工光合成プロジェクトを提唱し話題になったが、人工光合成の研究ブームの1回目は70年代に石油ショックが起き、原油価格が高騰したときにさかのぼる。
 その後、価格が下がって下火になるが、佐山博士はちょうどその頃から人工光合成の研究を始めた。
大学の卒業研究のテーマとして取り上げたのがきっかけだったという。

 「子供時代に石油ショックが起き、石油に代わる太陽エネルギー変換の研究をやりたいと思っていました。卒業後、産業技術総合研究所に入り、以来ずっとこの研究を続けていますが、自分がやらなければという使命感はあります」

 2000年代に入り、再び原油価格が上がり始め、異常な高騰を起こす。
そこから人工光合成の第2次ブームが始まり、現在、アメリカやヨーロッパ、韓国などでもプロジェクトが立ち上がっている。
海外では日本のように粉末状の光触媒ではなく、光触媒をコーティングした電極を用いる「光電極」による研究が進んでいる。

 そもそも、酸化チタン光電極による水の光分解は日本人が1969年に発見したもので、「本多・藤嶋効果」と呼ばれており、光触媒の研究は日本が世界の最先端を行く。
 「政府も光触媒による水素製造の重要性は認めているのですが、その技術開発ロードマップでは2040年頃を実用化の目安にしているので、まだ遠い話として本気になっていません。
アメリカでは5年間で1億ドル以上を投じて国家プロジェクトを進めていますが、日本も研究資金と人材を投入して優れた光触媒材料の探索を進めるべきでしょう。
それができれば、6~7年後にはパイロットプラントを建設できるのではないかと思っています」
 佐山博士はさまざまな材料と濃度を変えて性能を調べる自動装置を考案し、有望な光触媒の探索を行っている。
エネルギー資源を持たない日本は国家プロジェクトとしてこうした装置をもっと製造し、お家芸ともいえる光触媒をさらに進化させる必要があるのではないだろうか。

       
                実験用電解セルをセッティングする佐山博士。
 大学の卒業研究で人工光合成に取り組んで以来、20年以上にわたって研究し続けている。
 人類のエネルギー問題を解決する人工光合成を成功させることに使命感を感じているという。

 科学技術をトップである必要があるのかと問うた政治家先生がいたが、イノベーション・テクノロジー(技術革新)がもたらす産業への影響力は研究費の比較にならないものである。
そのことを資源のない国家の国民として十分ご理解いただきたいものである。

スウェーデンの紙幣に新しい顔が登場

2011年06月21日 00時28分12秒 | びっくり
 来たる2014年、実に25年ぶりにスウェーデンの紙幣デザインが一新されることになったそうだ。
新紙幣を飾るのは、20世紀に活躍し、スウェーデンの文化遺産の構築に寄与した著名人たち。
いずれも、国内の多くの人から愛され続けている人々とのこと。

 今回お札の顔になった人たちを順に見ていくと、
 まず、1000クローナ紙幣に選ばれたのは元国連事務総長ダグ・ハマーショルド、
500クローナ紙幣にはソプラノ歌手ビルギット・ニルソンが選ばれた。
そして、今回新たに作られることになった200クローナ紙幣には映画監督のイングマル・ベルイマンが、100クローナ紙幣にはスウェーデンを代表する女優のグレタ・ガルボが登場。
50クローナ紙幣にはミュージシャンのエバート・タウベが、20クローナ紙幣には、著名な児童文学作家のアストリッド・リンドグレンがお目見えするとのこと。
中央銀行がこれらの人々を選んだ基準は、「1900年代に建設的かつ重要な文化的遺産を築き、多くの国民に愛され、国のさまざまな地域を代表すると同時に国際的に知られた人々であること」。
新しい紙幣は、スウェーデン文化と共に国内の各地域を象徴するものとなるであろうといわれています。

 ただ、他国の通貨に文句を申すつもりはないが、いつか私の大好きなイングリッド・バーグマンも採用してください...



鷹の子会談??

2011年06月10日 01時05分01秒 | びっくり
 松山市に久米地区というところがあって、そこに鷹の子(たかのこ)町というところがある。

 愛妻家協会愛媛支部長Kご夫妻はそこにお住まいなのだが、夫婦二人暮らしのため食卓の話題が少ないのか、どうやら毎日このブログの話が食卓に上がるらしい。

 そして、昨夜、携帯にメールが届き、私のニックネームを決めたと言うのである。
正直、おおきなお世話と言いたいのだが、それだけで盛り上がれる夫婦は松山広しといえどもこの夫婦だけである。

 私自身、いじられキャラだと自覚はしていたが、「そこまでいじるか!?」である。

 決まったニックネームは「竹(タケ)プー」である。

 決まったときの夫婦の笑った顔が目に浮かぶ...

 何度も繰り返すが、本当に大きなお世話である。

 決めた理由は、再掲した写真のせいであろう。

 そして、いかにこの夫婦が単純かは、日本語読みの「タケプー」は許せるが、英語読みしたときは「バンブープー」になる。

 もう少し国際感覚を持った夫婦になって欲しいものである...

確かに可愛い!

2011年05月27日 22時07分04秒 | びっくり
 地元にいるスウェーデン人のBさんの子どもに始めて会いました。

 会うと必ず彼のベビーのS君の話が出てくる。
 「日本語に『親ばか』という言葉がありますが知っていますか?」と訊くと、彼は「どういう意味ですか?」と質問。
「君のような人のことをいいます。」
「???」

 でも、実際に会ってみると本当にかわいい!



 Bさん、「親ばか」でいいですよ。

捲土重来

2011年04月11日 01時38分05秒 | びっくり
             


 このブログでも紹介したことがある元経済産業省の鈴木英敬さんが三重県知事として最年少知事として当選を果たした。
まさに、捲土重来(けんどちょうらい)である。

 彼の情熱はすさまじいものがあり、彼のエネルギーに触れるとこちらも元気が湧くだけでなく、「何とかしなくっちゃ」がうつってしまう。
常に現状に甘えることなく、何に対してもおもねることなく、その信念と志をぶつけてきた。

 そして挫折を知らなかった彼が、先の衆議院議員総選挙では一敗地にまみれた。
その後、二度お会いしたがなんだか凄みが増していた。
そして、人の心の綾やうらはらを学びつつも、それを承知で人を愛するということが出来るようになったような気がした。

 三重県の未来を想像すると、何かワクワクするようなことが出てくるような気がする。
事実、彼は経産省時代に資本金なしでも株式会社が出来るようにした。
他にもさまざまな規制やそれまでの仕組みを改正した。
何事も是是非はあるが、今に甘んじてはいけないという彼の姿勢は多くの人の心を変えた。

 今回の勝利は、彼の地道な足で稼いだ勝利であろう。
本当にその活躍が楽しみである。
直接関わることは出来ないが、異郷の地で応援し続けたい。

 ただ、ひとつだけお願いしたいことがある。
知事になられたのだから、私のことを全国の地方公務員の三本の指に入る『変態オヤジ』呼ばわりするのだけはお許し願いたい。
本当に...

がんばりすぎない 子育て

2010年12月06日 23時19分56秒 | びっくり
 松山で誕生し、既に東京から西エリアで17箇所の保育事業所を運営する増田かおりさん(マミーズ・ファミリー代表)と久方ぶりにお会いした。

話の内容は、ついに念願の本が出たという報告だった。

数年前から本を出すのが夢だと語っていたが、本当に実現したというのである。
想像では、「自費出版で在庫の山を抱えて困るのだろうな」と失礼なことを思っていた。

それがなんと、PHP社からの出版で、タイトルは「がんばりすぎない 子育て」。
11月末に出版され、すでに重版が決定したというのである。
本屋さんによっては、既に品切れになっており、なかなかの好評だと聞く。

 内容は、増田さんらしく、帯に書いてあるとおりホッとするものである。
 以下に紹介すると

 「走り回る、ダダをこねて泣き叫ぶ、夜鳴きが続く・・・
  でも心配しなくて、だいじょうぶ!
  20,000組以上の親子と接した保育のプロが、
  子育てのコツをアドバイス

  一生懸命、育児をがんばっているお母さんに
  *子どもの心が豊かに成長する語りかけ
  *年齢ごとの発達と遊ばせ方
  *家庭で身につけておきたい生活習慣のしつけ
  *子どもがダダをこねたときの付き合い方 etc・・・

  がんばらないのに、うまくいく
  そして、お母さんが元気になっちゃう不思議な本です。」

 本当に増田さんらしい、子どもを尊重し、それを見守るママを応援する名著です。

その貴重な本をプレゼントしていただきました。

 「いつも太陽でいたいです」という素敵な添え書きとともに...

ゲンゴロウが帰ってきた

2010年08月12日 22時19分40秒 | びっくり
友達と話していて、ゲンゴロウが帰ってきたというのである。


特別なことをしたわけでない。
ただ、自然農法でお米を作っただけだという。
ゲンゴロウがウジヤウジャ発生しているというのである。

ゲンゴロウ(源五郎)とは?(ウィキペディアより抜粋)
ゲンゴロウ(源五郎)は昆虫綱コウチュウ目オサムシ上科に属する水生の数科にまたがるゲンゴロウ類(ゲンゴロウ上科として一括する考え方もある)の総称。
またその中でもゲンゴロウ科 (Dytiscidae) のみを指したり、ゲンゴロウ科に属する日本最大種Cybister japonicusのみの標準和名として用いられる。
同じオサムシ上科の水生グループでも、幼虫が鰓呼吸をするコガシラミズムシ科やミズスマシ科はゲンゴロウ類には通常含めない。
古くは食用に用いられた記録も存在している。

生態 [編集]
種によって水田や池などの止水域や、渓流、さらには海岸の潮間帯上部に位置するタイドプールや地下水などにも生息する。
日本では水田が身近であり、そこに住む種は昔から親しまれてきたが、近年水田の農地改良による餌生物の減少や、護岸により幼虫が蛹になれないこと、農薬、水質汚染、ため池におけるブラックバスの無差別放流などで数を減らしている種が目立つ。
かつては一部の地方では食用にされるほど多産した、代表種であるゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ、オオゲンゴロウ)Cybister japonicusも準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)に指定されている。
生息地の消滅、個体数の減少の度合いはナミゲンゴロウが東京都で絶滅するなど[1]、同じレッドデータブック記載種である水生昆虫タガメを凌ぐ深刻さである。今日、日本の都市部や農村部でもっとも目立つ種は、中型種のヒメゲンゴロウとコシマゲンゴロウの2種であり、ハイイロゲンゴロウとマメゲンゴロウがそれに準じる状況である。

 とにかく、レッドデータブックにまで掲載されているゲンゴロウがである...
友達には、「クワガタの次に来るのはゲンゴロウかもしれんなあ。きっと儲かるから大事に育てないかんで」と言ったら叱責された。
「こんな経済優先の日本人が増えたから世の中がおかしくなったんだ」と
謝るしかなかった。

 怒られながら、人間にとって何が一番大切なのか、そろそろ気付く時期にきているような気がする。




オリジナルの印鑑立て

2010年05月22日 21時32分41秒 | びっくり
 最近、木工細工づいている。
 娘が勤務するところでさまざまな木工細工を売っていると聴いて、「印鑑立てはないの?」と何気なく聴いたのだが、娘はあまり気にとめる風もなく「ないんやない」という応え。
会話はそこで終わっていたのだが、今朝、その印鑑立てが今日届くという。
うれしくって、心待ちにしていると次のような商品が出来上がってきた。

 どうやら、わざわざつくってくれたそうで、もっと驚いたことに商品になったという。
「すごい!!」と驚いた。
しかも、これが傾くのである。アイデアものである。
木の温かいぬくもりもちやんと表現してくれている。
つくっていただいたのでアナウンスしようと思い、お披露目することとした。

 製作をしてくださったのは、

 木組みパズルのくた工房

  〒791-1115
   愛媛県松山市土居町 1057-4
   089-957-2995
   http://www.kutakobo.com/
   e-mail kuta_kobo@yahoo.co.jp

  

   


春の珍事

2010年04月20日 23時50分22秒 | びっくり
 支所にきて約3週間。さまざまなことが起こる。

 その中でも、地域の人から「気付いたんやけど...」といった情報が入ってくる。
 そのような情報のほとんどが聞き流してもかまわないような気もするが、わざわざ言いにきてくれたということは、その人にとってはその思い入れは深いということである。

 今日も連絡が入ったので、現場を直接見に行く。
 春だから起こる珍事である。
 担当部署へつなげばいいだけかもしれない。
 でも、やはり自分の目で確かめておいたほうがいいと思い、出かけてみた。
 歩いていける距離だったので、部下の工(たくみ)君を誘って(本当は道が分からなかったため)案内してもらった。

 工君は、平素、地域をこまめに回っているので、裏通りを通って現場に案内してくれた。
行きながら、こんな道もあるのか、こういうところもあるのかと、驚きや新しい発見をしながらの行程であった。

 現場の状況を携帯電話のカメラで写真を撮り(本当に便利になった)、その日の夕方には担当部署へ写真入で報告する。

 このやり方は、ずるいやり方だと思う。
 なぜなら、例えば電話で言いっぱなしのような引継ぎだと、担当にとってはよけいなものを押し付けられたと思い、なおざりにしても仕方がないところを、写真を付けることで、「先に現場を見ましたよ」という暗黙のプレッシャーをかけることになる。

 今回のように同じ組織で、担当だから当たり前的な発想はこちらの身勝手だと思う。
 担当にも仕事があり、こういう仕事は想定外のものなので、スケジュールの都合上すぐに動けないケースは多い。
 ではどうするか?
 相手の負担を少しでも減らすことで、担当の仕事を軽減してあげるお手伝いをする。
 それには、現場はこんな感じですと写真を送る。(猫の手くらいのレベルですが)

 嬉しかったのは、すぐに動いてくれたこと。

 そして何よりも、結果が出なくとも言ってきた人にとっては迅速に動いてくれたことが何よりも嬉しい。
 担当課長さんや担当者に感謝である。