走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

キュレーター

2011年08月29日 19時57分26秒 | びっくり
 「キュレーター」・・・あまり聴きなれない言葉
れっきとした職業の名前である。
私自身も昨夜の「情熱大陸」という番組を見るまで知らなかった職業である。

 主人公は、林綾野さん。
番組では、300年の時を経て、フェルメールの名画に秘められた“レシピ”を蘇らせて、「美術作品」を「食」の観点で切り取るというものであった。

 林さんは、ゴッホ・ピカソ・モネ・フェルメール・・・名画に秘められたメッセージを読み解き、人々に伝える『伝道師』になりたいと語る気鋭のキュレーター。
日本では余り知られていない職業だが、専門的な美術の知識を元に展覧会の企画・運営全般を担当する仕事で、アーティストと社会の架け橋的な存在として欧米では非常に認知度が高いという。

 林さんの名前が注目され始めたのは名画の中にある“料理”をリアルに再現したレシピ本の執筆からだという。
ゴッホの絵に描かれたタマネギから、当時彼が食べたかもしれないスープのレシピを考案し、フェルメールの名画『牛乳を注ぐ女』に描かれた材料の数々から、絵の中の女性がその先に作ったであろう“あるお菓子”を蘇らせる。

 また、現在京都で開かれている「フェルメールからのラブレター」展にもPR担当として関わっている林さん。
修復後、世界初公開となった名作『手紙を読む青衣の女』をアピールしようと、オリジナルのアイディアを出し始める・・。

 そして、女性ならではの感性で、作品の核心部分を見る側になんとか伝えようとする。

 ときには、現地まで飛び、その足跡をたどることもある。
 しかし、見る側には平易にわかりやすく伝えようとしている。

 けなげなくらい...

 最近、さまざまな分野で、こういった「橋渡し役」の必要性を感じる。
 ギスギスした世の中になっている今だからこそ「キュレーター」のような立場の人が絶対にいると痛感した...


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