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シーズン2

今年の宅建士試験の難易度は昨年度より低下?・・・

2016年10月17日 17時03分46秒 | 宅地建物取引士試験

一財 不動産適正取引推進機構より,昨日行われました宅建士試験の受験者数が発表されました。

今年の試験の受験者数は速報値で198,375人

受験率は80.7%

ということです。

天気が良かった分,受験者数も受験率も落ち着いた感じになりましたかね・・・

そして今年の試験の難易度ですが,試験問題を見たところ,意外にも?標準的で難易度はやや低めという感じがします。

奇抜で難解な問題がほとんどありませんからね・・・

特に,ここ数年難しさを増していた「権利関係」の分野も,今年は特に難問らしい難問というものがありませんでした

基本的に今年の宅建士試験の権利関係の問題(民法を始めとして借地借家法,区分所有法,不動産登記法のいずれも)は,条文の知識さえしっかりしていれば,ほぼ確実に正解できるようなものばかりになっていたような感じです。

だいたい権利関係が易しい年は,その他の分野が難しかったりすることが多々あるんですけど,今年は宅建業法やその他分野にも超難問はありませんね・・・

個数問題(宅建業法で5問)も,受験者の方にとっては想定内でしょうからね・・・

宅建業法は,今年やや大きな改正がありましたが,今年の試験についてはその影響がありませんでした。

来年度以降の試験で難易度を高める目的で,今年はちょっと一休み,という感じだったのかも知れません。

結果的には地道に勉強を続けていた受験者であれば,(それに応じて)高得点を取れるような試験だったということでしょうね。

昨年度試験の合格基準点は31点

このところ年々基準点が低下傾向にあったんですけどねぇ・・・

合格率が昨年とほぼ同じぐらい(15%程度)と考えるならば,今年は昨年より基準点が数点上昇しそうな感じがします(基準点が前年度よりもアップということになりますと,2010年以来6年ぶりということになりますが,はたして?)。

 

 


4 コメント

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Unknown (海事代理士)
2016-10-17 23:52:13
こんにちは。
宅建士試験受けてきました。
徳能さんがいいますように今年は去年と比較しますと難易度は低かったように感じますがそれほど簡単には思いませんでした。
予備校は、大体35、36点と去年と比較すると
拍子抜けするくらい簡単だったとありますが、
権利1問、業法5問の合計6問個数組み合わせが出題されました。
私は34点で、不合格が濃厚なんですが、去年が31点で、予備校予想通り35点だとして、4点も上がるでしょうか?
2011年は没問出て36点で、出なかったら35点でしたが、この年は個数問題は0問で、問題もかなり易しかった年でこの点数です。
やはり宅建も士業になり受験生レベルが上がったということでしょうか?
今年は易化なら来年は難しくなりそうで嫌な感じです。
今年は何点まで上がる予想でしょうか?
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Unknown ()
2016-10-18 00:08:52
こんばんわ、徳能先生
お久しぶりです。宅建士試験ありましたね
士業2年目ということで、こちらの記事を
見まして、意外にも易しかったというので
予備校の合格予想とか見てきましたが
かなり高得点予想でびっくりしました
36点というとこも多く、更に業法で2問
疑義問題ありというので、36点超える
予想もあるみたいですが
ただ、仮に36点としても前年比較だと
5点も上昇ですし、没や複数正解なら
それ以上になる?みたいな感じで
疑義問題も2問も没や複数正解となると
これまた異例ですね。
そして、難易度は、来年また元に戻すなら
合格点変動がかなり激しくなりそうですね
返信する
Unknown (とくさん)
2016-10-18 14:36:30
>海事代理士さん

こんにちは

宅建士試験お疲れさまでした。

本試験から2日経ちまして,予備校等の情報なども少しずつ入ってきました。

今年は(各予備校間で)基準点予想に開きがあるような感じですね。

まあだいたいどこの予備校でも言われているとおりでして,今年は「権利関係」の分野で例年よりもやや解きやすい(得点しやすい)問題が多かったように思われます。

宅建業法や法令上の制限等の分野では,例年と比較して受験者の得点がそれほど大きく変わるとは思えませんので,やはり「権利関係」分野での得点が合格基準点予想に影響を与えそうな感じがしています。

とはいえ,その「権利関係」も非常に易しいというレベルではなく,このところ全般的に難易度が高い問題が多くなってきていたのが,一昔前の中難度レベルに戻ったという感じでもありますので,難易度が高かった昨年度と比較し2~3点のアップというところではないかと思われます。

最終的な基準点も2012年や2013年の33点の年と比べやや上がるかもしれないという感じで,私個人の感覚では35点まではいかないような気もします。

34点であれば圏内と考えても良いのではないでしょうか(昨年より4点以上アップするような感じはしないのですが)・・・
返信する
Unknown (とくさん)
2016-10-18 15:51:05
>黒さん

こんにちは

お久しぶりです

一昨日行われた宅建士試験は,予備校の解答速報も合格基準点の予想もほぼ出揃った感じですね。

当初疑義問題となっていた宅建業法の問28と問29ですが,問28は4,問29は3で統一された模様です。

どちらも組合せ問題なんですけどねぇ・・・

問28は選択肢の1か4かで,問29は選択肢の1か3かで争いがあったようですが,最終的にはどちらも誤り(違反する選択肢)は3つということですね。

今年の試験なんですが,「権利関係」でどれくらい点を稼げたかが重要だったと思います。

昨年の第1回宅建士試験の難易度からして今年もかなりの問題を予想していた受験者の方も多かったと思われますけどね・・・

ここ数年明らかに難易度を(意図して)高めてきていた感じがしますので,このあたりで修正してきたという部分はありそうです。

権利関係の14問中で10問以上取れていますと,残りの分野の問題レベルからして,かなりの高得点が期待できたと思われますが・・・

そして注目される合格基準点について。

3年前の2013年と4年前の2012年が共に33点でした(合格率は1.4%違いますが)。

おそらくそのあたりの年と比較して今年の方が若干取りやすい問題になっていたという感じで,34点あたりが妥当なところになってくるかもしれませんね。

ただ,黒さんが得られた情報どおり,結構高め(35点,36点)の予想等もあり,そのあたりは難しい部分もあるのですが,基本的には35点まで行くかどうか,34点あたりで落ち着くのでは?というのが今の段階での私の感覚です(今年あまりにも高くなってしまうようですと,来年は反動を覚悟しなければなりませんけどね)。
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