昨年(平成24年度)の司法試験の短答式問題の民事訴訟法から。
少額訴訟に関する論点の問題で,毎年ほぼ確実に1問出題される管理業務主任者試験の民事訴訟法の対策としては充分すぎるものがありそうです。
「問題」
少額訴訟に関する次のアからオまでの各記述のうち、誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。
ア 同一の簡易裁判所において同一の年に少額訴訟による審理及び裁判を求めることができる回数については、制限はない。
イ 少額訴訟においては、反訴を提起することができない。
ウ 少額訴訟においては、証拠調べは、即時に取り調べることができる証拠に限ってすることができる。
エ 被告は、最初にすべき口頭弁論の期日において弁論をした後であっても、訴訟を通常の手続に移行させる旨の申述をすることができる。
オ 少額訴訟の終局判決に対しては、控訴をすることができない。
1 アイ 2 アエ 3 イウ 4 ウオ 5 エオ
(平成24年度司法試験 短答式民事系問題 第74問)