管業試験の過去問から「相続」に関する問題。
管業試験では相続からの出題が頻出ですが,ここで1問取れるかどうかは大変重要な合否の分かれ目となる場合がありますので,できるだけ取りこぼしのないように,いまから要確認です。
「問題」
マンションを区分所有している者Aが死亡した場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。
1 Aの相続人が数人あるときには、Aの有していた当該住戸に係る区分所有権等の権利は、遺産分割がなされるまでは、これらの相続人の共有に属する。
2 Aが死亡する前にAが当該住戸をBに賃貸していた場合には、Aの相続人は、Aの死亡後はいつでもBに対し賃貸借契約を解除することができる。
3 Aが死亡したことにより、Aの管理組合に対する管理費等の債務は相続人に承継される。
4 Aは、Aの有していた当該住戸に係る区分所有権等の権利を、遺留分に関する規定に違反しない限りで、相続人以外の第三者に対して遺贈することができる。
(平成17年度 管業試験 問5)