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シーズン2

第3回貸金試験合格ロード3

2009年12月13日 00時00分00秒 | 貸金業務取扱主任者試験

第3回試験まであと7日。

いよいよ来週の日曜日となりました。

本当に最後のカウントダウン開始です。

前にも書きましたが,2回目の試験の合格者数によっては,3回目の試験は願書は出したものの,実際には受験しないという方がかなりの数に上る可能性があります

通常の試験ですと受験率は80%~85%が平均的な数字ですが,3回貸金に関しては,場合によると50%くらい(2人にひとりが欠席)も十分考えられるところ・・

受験予定の方は緊張感が緩んでしまうかもしれませんが,問題の難易度が予想以上に高まってしまうと思わぬところで足をすくわれかねませんので要注意です。

それと今週はついに第2回試験の発表

2回試験受験者の方はようやく不安から解放される瞬間がやってきました。

試験から発表まで25日という,3回の中では最も短い期間でしたが,受験された方には大変長く感じられたことと思われます。

発表当日は速報でお知らせしますので,もうしばらくご辛抱を。

そんなわけで,第3回受験者向けの2回試験の問題分析の続きです。

【問題 6】から。

この問題はタイプBで業法を知っていないと解けません。

が,基本的な知識があれば何とかなる問題のひとつ。

問題の論点は「貸付契約の変更に伴う変更書面の交付義務

基本的には顧客に有利になる(不利にならない)ような変更の場合には,変更書面の交付は必要ないということが分かっていれば解ける問題でした。

そういう観点から見ていくと①は,B(顧客)と合意の上で基本契約における貸付けの利率を引き下げた(顧客に不利にはならないので交付義務なし)。

②は,B(顧客)と合意の上で基本契約について,Bにとって不利益となる期限の利益喪失事由を新たに追加した(顧客に不利なので交付義務あり)。

③は,Bと合意の上でいったん極度額を引き下げた後に再び引き上げてはいるものの,引き上げ後の極度額が基本契約締結時に定めた極度額を超えていないので交付義務なしとなります(貸金業法施行規則13条の4)。

④だけまったく関係ない選択肢がまぎれこんでいますが,単に問題作成の都合で組み入れただけ。

このレベルの問題は確実に取らなければならないところだと思います。

それに対して【問題 7】。

タイプCで取れなくても特に問題なし。

1回目の試験でもそうでしたが,極度方式基本契約に関する問題」は,かなり細かいところまで聞かれる可能性がありますが,やっかいだと思ったら飛ばしてしまってもかまいませんので,ある程度取れる取れないの見極めを早めにやることですね。

【問題 8】はタイプBで取らないといけない問題。

「返済能力の調査に関する問題」です。

貸金業法13条が根拠となっていまして,この条文は大変重要で3回目もここから1問出そうな雰囲気濃厚。

③の正解選択肢がそのまま次回にも使われる可能性もありますので,13条がらみは要チェックですね。

【問題 9】タイプC

【問題10】は利息制限法と出資法がらみの問題なので,よほど余裕がある方向け。

結局この5問の中では,【問題 6】【問題 8】の2問が必ず取らなければならない基本問題ということになります。