小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

顔は7秒で見慣れるという話

2014-09-21 | つぶやき
気功教室などによく一緒に行くY子さんに、
「お相手を紹介しましょうか」という話が立て続いたと言ったら、
「いいじゃないですか」と言った。

「でも、結婚をゴールにしたお付き合いを始めるって、
何か限定的で窮屈な気がするなあ」と言うと、
「もったいない」と彼女が言った。もったいないって?

「結婚するかしないかなんて、あとで何とでもなるものです。
人と出会う機会は大事なのだから、どんな形であれ、
それこそ限定して考えないほうがいいですよ」と言う。
彼女は人と出会う機会を放棄するのは、もったいないと言うのだった。

私が「こう見えて、私、すごく人見知りするし、見た目もよくないし、
年も取ったわ」と、シャンソンの歌詞みたいなことを言うと、
彼女はひと言バシっと言い放ったのである。

「大丈夫、顔は7秒で見慣れます!」

カフェの椅子から転げ落ちそうになりました。
「たった7秒で?」と爆笑しながら、私は聞いた。

「そうです。顔なんて7秒で見慣れます。
あとは話していて楽しいとか、気が合うとか、その人の良さが伝われば、
顔なんて何の問題にもなりませんよ」
と彼女はとっても力強く言ったのだった。

まあ、見た目の問題より(見た目も問題あるけどね)
私自身が面倒くさがり屋ということもあり、
わざわざお膳立てされる新しい出会いが億劫だと思っていたのね。

Y子さんは続けた、私があたふたするくらい真剣に。
「間口を狭めないで、いろいろな人と出会ったほうがいいです!
あなたは直感で判断できる人だから、
それを大切にしていけばいいんです!!」

彼女は算命学の鑑定士でもあり、
NLP(神経言語プログラミング)も学んだうえで、
人のさまざまな相談に乗っている人なので、妙な説得力がある。

それにしても、7秒ねえ、7秒にはハマりました。
コメント (3)
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結婚のご予定は?の巻

2014-09-21 | つぶやき
昨年あたりから両親が「いい人はいないのか」
「孤独死したらどうする」と、うるさく口にするようになった。
「あなたがそんな(独り身)では、お父さんが
『死んでも死にきれない』と言っている」と母が言う。
「なら、死なんでよろしい」と言いながら、私は適当に受け流していた。

ところが最近両親は、4年生の孫娘(私には姪っ子)の学力が
きちんと身についているかと、そちらに関心が向くようになり、
私のことは「あっち」に置かれることになった。よし、よし。

と思っていたら、不意に遠方に住む知り合いの生産者さんから
「結婚のご予定はありませんか? 友人に独身でいいヤツがいます」
というメールが来た。ご予定はないので、そうお伝えした。

と、またしばらくしたら、いつも自家製の有機野菜を届けくれる
近所の年配の女性と立ち話をしているときに年齢の話になり、
「まあ、まだ若いじゃないの!
(そりゃあ、確かに70代の彼女に比べたら若いけど、世間的には……) 
長く看病していた母親を見送って、
今は犬と暮らしている独身の甥っ子(だったか)がいるのよ。
よかったら、紹介しましょうか」と、彼女が華やいだ声で言ったのだ。

私はニコニコしながら、何度も大きく首を横に振った。
好きな人がいるということは、ステキなことでしょうけど、
何も結婚したいわけじゃないんだもの。

彼女は「まだ若いのに(決して若くありません!)もったいない」と言ったのだけど、
その「もったいない」というのは、
何に対して、何がもったいないのだろう。
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