サマーカットとカヤの右目

　猛暑ということもあり、カヤの散歩の練習はあまりできないのだけど、室内にいてもモサモサの毛では暑かろうと思い、サマーバージョンにトリミングしてもらった。

　足先まですっかり短くしてもらって、軽快な感じになったけど、何となく貧相にもなったような気がしないでもない。

　ゆっくりゆっくりだけど、右目の萎縮が進んでいる。本人は気にしていないので、鬱陶しさはないのだろうけど、この写真を見ると、両目の大きさの違いがわかる。

　トイレの場所を覚えてからというもの、自分がしたウンチを踏みつけたことがない。私の留守中、何回か排泄しに行っても、上手によけているみたいなのだ。たいしたものだと思う。

　それでも、室内でたまにコツンと、カヤがどこかにぶつかる音が聞こえる。見えない目で私を探しに来るカヤの健気さに、時々胸がきゅんとするのでした。

いくら呑兵衛でもね。

　金曜は夕方から新しい仕事の編集会議があったのだが、そのメンバーだとそのあと必ず一杯やって帰ることになる。

　ただ翌日は兵庫県明石浦へ取材に出かけることになっており、早朝５時過ぎには家を出る予定だったため、あまり深酒しないように気を付けようと思っていた。

　いつもなら「とりあえず」のビールをグビグビと飲み干し、お惣菜をモリモリ食べるところなんだけど、やや控えめなペースで飲んでいたら、仕事先のＹ課長が「どうした？　具合でも悪いのか？」と聞くではないですか。

　「いやいや、そういうわけではありません」と言うと、「じゃ、なに、ダイエットをしてるのか？」と。

　「違いますって、明日の朝、早出なので自粛しているんです」というと、「んなあ～、あんたなら大丈夫だよ」って、もう、どんだけ飲むと思っているのか。

　この課長は「酒を飲まないヤツは信用できない」などという方なので、その点では私は多いに信用されているのでしょうが、だからって、時と場合によりますから。

　多少自粛したおかげで、翌日は４時半に起きて、きちんと出かけていきましたよ。