小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

続く原発再稼働への抗議

2012-07-07 | つぶやき

 昨日も悪天候にもかかわらず、首相官邸前には数万人の人が結集し、原発再稼働反対を叫んだ。警察は最寄りの地下鉄の出入り口を2カ所を封鎖したけれど、かえって混乱を招くので、そんなことはしないほうがよいと思う。

 今、抗議集会に参加しているのは、特定のセクトや労組の運動員やそういった団体の動員で集まってきた人々ではない。ごく普通に生活している市民である。

 作家の丸山健寺二さんはこう書いている。
「あなた任せにしてきた行政を、改めて我がものとして捉え直すには絶好の機会となっているのだ。幸福を装いながら、見てみぬふりをするのはもうやめよう。権力者や強者の決定を追認するだけの人生とすっぱり手を切ろう。卑屈な笑みを浮かべておのれの真意を胸のうちに仕舞い込むことから離脱しよう」。

 東日本大震災後、私たち日本人の幸福感や価値観は根底から揺らいでいるわけです。丸山さんが言うように「幸福を装いながら、見て見ぬふり」はもうできないし、そうしている場合ではないくらい、内閣執行部や官僚は国民のことなど考えてくれていない。弱い立場の者を圧迫し続ける世の中はどう考えてもおかしい。

 マハトマ・ガンジーも言っている。「きっぱりと、心の底から発した『ノー』という言葉は、単に相手に合わせて、ましてや面倒を避けるためについ言ってしまった『イエス』に比べたら、はるかに価値のある言葉である」と。

コメント (1)
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