<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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車を買い替えた。
長年乗りつ続けてきたマツダのMPVからデミオに乗り換えたのだ。

手放したMPVは義父から受け継いだ登録年数13年を超える古い自動車だった。
古いだけに色々とトラブルが発生したが、買い替え予算の確保が難しかっため容易に処分できなくなり、修理をしては乗り続けていた。

例えば始動してすぐサイドブレーキを戻して走り始めると暫く「キーキー」と異音がした。
修理工場で診てもらったが「ん〜〜、直すの難しいですね。でも大丈夫ですよ。」という。
ほんまかいなと思いながら乗り続けた。

すると今度は雨が降ると後部の左側スライドドアの中に水が溜まるようになった。
走ると「ポチャポチャ」と音がするのだ。
修理工場で診てもらったが「ん〜、どこから入ってくるのか。パッキンが悪いのか、修理難しいですね。でも大丈夫ですよ。」と言われた。
仕方がないので雨が降ると翌日必ずドアを開けてドア裏側下部についている樹脂のキャップを外して水抜きをした。
穴から10分ぐらいチョロチョロと水が流れた。それがまるで水時計みたいで面白かったが高速道路のSAなどでそれをすると結構恥ずかしかったりしたものだ。

また水が貯まるのと関係しているのかどうかわからないが3年ほど前に右側のスライドドアの電動機構が故障した。
修理工場に聞いてみると、
「修理するのにたぶん8万円ぐらい、かな。」
と言うので手動にすれば開閉できるし、まだ左側が動くのでそのままにしておくことにした。
しかしついにその左側のメカも昨年故障。
両側の修理で16万円もかかるということになるので件の修理工場で電動機構をぶった切ってもらって手動で使うことにした。
これは無料でやってくれた。

左側のスライドドアのメカが壊れたすぐ後で、今度はエンジンの警告ランプが点灯した。
丁度、大阪から東京に向かって東名阪道を走っていたところだったので、
「おお、エライコッチャ!まだ三重県やで」
と急ぎ懇意の修理工場に連絡したら、
「大丈夫ですよ。帰ってきた持ってきてください」
と言うからそのまま日暮里近くの目的地まで走って帰ってきた。
で、修理に持っていくと、
「電気系統のエラー信号をひらったんですね。異常は見当たりませんしリセットしておきますから。」
とリセットしてもらったら警告ランプが消灯した。
安心して走り出したら翌日最点灯。
もちこんでまたリセットしてもらった。
で走り始めたらまたまた点灯。
点灯とリセット消灯を繰り返したがだんだん面倒になってきたので、点灯したまま走り続けた。
エンジンのセンサーを交換すると部品だけで4万円以上かかるという。
「それでも、それが原因かどうかわかりませんしね」
と修理工場。

流石に新しい自動車を買わなければと思いだした。
でも3年前にはじめた自営業は安定してきていたもののコロナ禍もあり予算化したくない。他にも色々理由があって思い入れがあって買い替えに踏み切れないとかの理由で乗り続けてきたのだ。

ところが車の方はそれどころではなく修理と故障のサイクルはいよいよ最終段階を迎えていたのだ。

非常事態宣言が解除されて日もまだ浅い6月中旬。
私は所用で中央道を小牧から長野県に向かって走っていた。
岐阜県中津川から飯田にかけての上り坂に差し掛かったところ、いくらアクセルペダルを踏み込んでも80km/h以上のスピードが出にくいことに気がついた。
「何や?これ。パワー出んやん」
坂を登りきって長い恵那山トンネルを抜けると飯田の街に向かって下り坂だったので普通に走り始めた。
帰りは一般道を走って馬籠宿などに寄り道をしたので高速道路の急な上り坂でアクセルを踏むことは無かったが、帰阪した直後に信号待ち中にエンストした。

つづく


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