<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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私の地元JR阪和線では2種類の特急が走っている。
一つは関西空港と大阪・京都を結ぶ特急はるか。
もう一つは和歌山方面と大阪・京都を結ぶ特急くろしお。
コロナのパンデミックが発生してから特急はるかは回送状態。
駅から通過する姿を見ていると空気を運んでいるんじゃないかと思えるくらいお気の毒な乗車率だ。

はるかは国際線に搭乗するお客がメインだろうから、今や関空は一日に10便以下しか国際線が飛んでいないので(国際貨物便はひっきりなしに飛んでいる)利用客は朝夕の通勤客になっていてさながら通勤特急の様相だ。
最近通勤用の特急料金も設定されたので、あながち関空特急から通勤特急に様変わりするのもそう遠くないような気がする。

一方特急くろしおも似たようなものだが、こちらは南紀白浜や串本・新宮方面の乗客が利用するので休日中はそこそこの乗りである。
でも平日日中ははるかと似たようなもんで、これもお気の毒状態。

で、この年末年始はコロナも少し収まっていたので南紀方面への乗客は2.5倍ほどに増加。
そこそこの乗車率だったようだ。
このまま推移するとこれから南紀は梅のシーズンでさらには海のシーズンに突入するし、パンダを見に行く人も増えることだろうから元に戻るのも意外に早いかも知れない。

はるかもコロナを避けるために乗る特急になれば、それも乗客増につながるだろう。

特急列車の乗車率の復調はコロナの終焉のサインなのか。
しばらくは通過する特急の乗車風景からなんとなく目が離せないのだ。


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