<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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京都の五山の送り火で有名な大文字。
今年はコロナの関係で中止するということだったのだそうだが、誰かがその大の字を照明で点灯。
「犯人は誰だ!」
と大騒ぎになっているようだ。
なんとなく京都の大学生のいたずらのように思うのは私だけだろうか。

いしいひさいちの4コマ漫画「バイト君」。
主人公の菊池くん、久保くんたちは「安下宿共闘会議」という左巻きの臭いのする学生連合のメンバーだ。
ある夏、安下宿共闘会議は大文字の送り火協力スタッフとして申し出たが「わけのわからない集団」と思われ体よく断られた。

「おのれ、我々の協力を拒否するなど許せん!」

とばかりにテロを決行。
東山の如意ヶ嶽のスグ右側の山の斜面にトーチを手に取り集まった安下宿共闘会議の学生たちが描いた文字が「便」。
京都市中から眺めると「大」の字と「便」の字が組み合わされ、「大便」と描き出された。

私のお気に入りのいしい漫画の一つなのだ。


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