<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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原油価格が昨日から高騰している。
サウジアラビアの原油施設が何者かによって攻撃されたからで、私はそのニュースを聞いた月曜日。さっそく近所のガソリンスタンドへ行って愛車を満タンにしたのは言うまでもない。

ところで攻撃の犯人はイランだと米国あたりが証拠を握っていると言いながら公言している。
ほんとにそうだろうか。
ドローンと誘導ミサイルがイラン領内南部から発射されているということまでわかっているそうで、そんなの今の技術をもってすれば誰だってわかるだろうというもの。
その誰でもわかるようなことをイラン政府が司令するだろうか。

私は今回のサウジ施設攻撃は陰謀ではないかと言う感じがしてならない。
ジャック・ライアンやジェームズ・ボンドが出てきそうな映画の筋書きのような雰囲気がして仕方がないのだ。
というのも、ボルトン大統領補佐官がトランプ大統領により解任されたというニュースが伝わったのはつい先週のこと。
イラン制裁強硬派だったボルトン氏の解任はトランプ大統領とイラン中枢部の接触の可能性を予測させ、現在の混沌とした中東情勢にポジティブな情報として報じられていたからだ。

そこにイランとトランプが話をして相互理解が進むとここに困る勢力がある。

あの国とあの国だ。
一方は自国出身のジャーナリストを自国の大使館で殺害して死体をバラバラにして外に運び出すようなことを平気でする国家であり、もう一方は第二次世界大戦終結のどさくさにまぎれてアラブの民が住んでいたところに突如自分たちの国を作った国家だ。

いずれもイランと米国が仲良くなっては困る国同士。
一方はたんまりとお金をもっていて、もう一方は諜報技術の高さとシェークスピアの戯曲にもあるように主銭奴でも有名。

イランのフリして物語を作るのも不思議ではない。

ということでサウジの原油施設攻撃に別の意味で注目している。


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