<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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私の地元では秋祭りの真っ最中。
自宅の地域も実家の地域もどうちらも祭りで盛り上がっている。
私はというおと喪中といこともあり今年の祭りは自粛ムード。
駅前まで行って「チキチンチキチン」と鳴り響く鐘や太鼓の音を聞く程度で今年は完結。
たらふく飲みたいところだが、こちらも「飲みたいぐらい」で踏みとどまってもいる。

で、祭りで思い出すのが昨年の台風のこと。
2018年の台風21号は大阪を直撃。
台風の能力めいっぱい街を破壊してまわった。
私の住む大阪は南へ行くほど被害はひどかったというが、北部大阪も強い地震で被害を受けた直後だったこともありかなり大変だったようだ。
この台風はピークが真っ昼間だったこともありユーチューブには多くの驚く映像がアップされ今も見ることができる。

例えば橋を渡っているトラックがひっくり返り倒れたまま欄干まで風の力でおしやられている。
屋上のプレハブ小屋が突風で吹き上げられて空中で転倒しながら飛んでいく。
パーキングの自動車が紙吹雪みたいにサラサラ〜っと吹き流されていく。
工場の屋根が吹き飛びバラバラになって街中に散乱する。
などなど。
どうやって片付けるつもりだろうというかなり悲惨なものが、
「おおー、あれみてあれみて、エライコッチャ!」
という漫才の一部みたいな投稿者の声といっしょに入っていたしている。
関西弁が災害と組み合わされると悲惨な映像でも笑ってしまいそうになるから、大変な災害も滑稽になってしまう。
いずれにせよ映画の特殊効果ではないかと思えるような信じられない光景が展開した。
ある地域ではパチンコ屋の屋根に乗っていた怪獣のオブジェが吹き飛び道路に散乱。
コンビニのドアも吹き飛んだ。
古い町家の屋根がめくれ上がる。
電柱が列をなして倒れる。
何もかもズタズタだった。

もちろん停電もした。

幸運にも私の家は停電を免れたが国道を挟んだ反対側のエリアは次の日まで停電。
臨海エリアにある工場では3日間停電して操業不能。
少し山側は7日間停電したところもあったらしくそれはそれで大変だったらしい。
でも、耳にした中で関西電力に文句を言っていた人はいなかった。
少なくとも私の知り合いで関電のスタッフに文句を言ったり言っているという話をしている人がいるということを聞くことはなかった。
これは20年以上前にの神戸の震災でも同じだった。

天災はみんなが一緒に被害を受ける。
復旧に携わる企業も企業の人たちも被害を受けている。

なので文句をいったところ意味は無いし、言った人は「何、あの人」と思われるのが関の山。

祭りの季節がまたまた巡ってきたことと、千葉のニュースが頻繁にながれることが重なって思いだしたのが昨年のニュース。
昨年は祭りシーズン直前だったこともあり、ある町の青年団はその結束力を発揮して壊れた家々を周りブルーシートなどで応急処置をしてしまったという話題はNHKニュースにも取り上げられた。
祭りがつなぐコミュニティ力=他人任せにしないパワー。

テレビを見ていると千葉の台風被害で発生した停電は東京電力の責任で、なかなか復旧できないのも東電の体制の責任。
マスコミがせっせとそういう風に煽っているとしか思えないニュースが飛び込んできている。
地元の人達はどう思っているのか。
東電批判の部分だけを切り取って放送しているんじゃないかと思えるようなところがそこここに。
さらに「ボランティアを送ってほしい」とか「屋根のブルーシートは自分でつけないで」とか相反することも放送で言っているが、あれはなんだろう。

昨年の大阪の台風と地震、北海道の地震と大停電、もっといえば東日本大震災に阪神淡路大震災。
いっぱい例があるんだけど現地ではどうなっているのか。

停電とその復旧のニュースを見ていると東電を中心に責任押し付けを見ているようでまるでどこかの国の人達みたいと思ったのは私だけだろうか。
噂通り日本のマスコミはあっち系の人で牛耳られているのかもしれないと思ったそんな瞬間なのであった。



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