<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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日産自動車がおかしい。

これは日産自動車が寄席に出ているということではない。
日産自動車が漫才や落語をやっているわけではない。
漫才ばなしのようなことが現実に展開されているという「普通ではない」というおかしさだ。

カリスマ経営者カルロス・ゴーンが逮捕されてからもうすぐ1年。
その後を引き継いだ西川という社長もまたインチキをして経営から放り出されようとしている。
業績は芳しく無く、反日不買運動もあり韓国からは撤退。
数々の名車を生み出した技術の日産はどこへ行くのか。
全世界の注目を集めていることだろう。

そこで思い出すのがロン・ハワード監督の「ガンホー」という映画だ。
この映画。
日本車がズンズン米国へ進出していたころに製作されたマイケル・キートン主演のコメディで、舞台は米国に進出した日本の自動車メーカーの米国工場。
誘致に成功した街とそこに住み勤務もしている主人公、そして日本からの駐在員。
ひっちゃかめっちゃかなドラマで日本ではロン・ハワードの作品にも関わらず劇場公開されることもなく私はビデオ鑑賞。

オーバーアクションな日本表現もあったものの私はそこそこ楽しめた映画だった。

この日本の自動車メーカーの米国進出を面白おかしく描いた映画に登場する自動車メーカーの名前が「圧惨自動車」。
良くもまあこんな名前をつけたもんだと当時は大いに感心したものだ。
「圧惨」という漢字の選定もアメリカ人ながら漢字の知識もなかなかだと驚きもした。
もちろん「圧惨」は「日産」にかけた洒落だろうが誰もクレームをつけなかったのかと思えるほど秀逸な命名だ。

でこの冗談でつけたとしか思えない「圧惨」は実に現在の日産にピッタリの名前のような気がする。


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