<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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先週、日経新聞を読んでいるとソニーが光ディスクの生産を終了するという記事が載っていた。
なんでも「光ディスクの需要は急速に減少していて」ということで、データはハードディスクかクラウドでというのが一般的になってきているためか出荷額が落ち込んでいるのだという。

記録メディアは磁気テープに始まってフロッピーディスク、光メディアと進んできたがファイルサイズがだんだんと大きくなって小さなディスクには収まりきらなくなってきているのが背景にあるのだろう。
どれくらい大きくなってきているかというと4K動画のファイルは小さなもの数100MB、ちょっと長くなるとすぐに10GB、20GBとなってしまい2層式ブルーレイディスクに収録することもできないくらい巨大になってしまう。

こうなってくるとやがて光ディスクを読み書きする装置の生産も終了すること必須で世の中に溢れているDVDやCDを見たり聞いたりすることもできなくなってしまうに違いない。

私は家庭用ビデオデッキはベータを主流で持っていたためすでにカセットのコレクションを見ることが難しくなりつつある。
現在まともに動いてくれるベータマックスのビデオデッキは1台しかなく、故障すると修理もできないのでそれでおしまいでもある。
ベータのカセットには往年の洋画劇場を録画したものや、NHK特集のドキュメンタリー、昭和の大河ドラマなどがある。
極めつけが我が阪神タイガースが1985年に優勝を決めたときの中継録画で、これなんぞ一部分はYoutubeで見ることができるとしても前編を見ることはカセットでしかできないのだ。

これと同じような状況がDVDやCDでも起きる時代がやってくる。
それは何時?

こう考えてみるとアナログメディアは強い。
LPレコードは今も再生装置が販売され、最近は新譜も販売されている。
小学生のときに買ってもらった荒井注がメンバーにいるドリフターズのレコードを今も問題なく聞くことができるうえに、音質がすこぶるいい。
カセットテープもにたようなもの。

光ディスクの終焉はデジタルは保存に適していないという一つの暗示なのかもしれないと思ったりしている。


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