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タイミングがいいというか、なんというか週刊文春先週号の阿川佐和子インタビュー"この人に会いたい”は、台湾の李登輝先生なのであった。

「日本人は何一つ自信を失うことはない」
というその言葉が、台湾史上に名を残すだけではなく、台湾から日本に対して最も影響力のあった政治家として頼もしい限りなのだ。
しかも、
「尖閣諸島は日本ですよ。中国は1972年に周囲に石油ができることがわかって自分の領土とか言い出した」
ともおっしゃっているのだ。

台湾では強い意志を持って人々のためになることを貫くことを「日本精神」といって尊ぶ風土があると聞く。
私はもしかすると日本人の精神、つまり大和魂は戦後半生記の間、日本人は徐々にそのエッセンスを失っていったのだが、その日本魂は台湾という中国国民党によって弾圧された島で缶詰のように脈々と生き続け、ついには李登輝先生のような日本人よりも日本人らしい台湾人が誕生したのだと思うことがある。

中国出身の台湾居住者が尖閣諸島は台湾だとか中国だ、とかいう人がいるようだが、多くの台湾人はそではない。
なぜなら台湾は日本領であった時代を通じて紛れもなく、海外で日本のアイデンティティの基本部分を持ち続けてきた唯一の隣人だからだ。

とうことで、先週の週刊文春は必読。
前田敦子のスキャンダルなんか読んでいる場合ではないのだ。

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