<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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「好きやで」
と言わないとなかなか伝わらない恋心。
中高生の時はクラスやクラブに好きな娘ができても、なかなか「好きや」といえずに、そのまま「わかって欲しい」と心の中でつぶやき続けて終わってしまう、という経験をした人は多いことだろう。
かくいう私もそうした引っ込み思案の一人だった。
カミさんが聞くと、
「はははは、ウソやろ」
と言いそうだが、事実なのだ。

高橋留美子の名作コミック「めぞん一刻」の五代くんは、ある日酔っ払って、
「私、五代裕作は~、音無響子さんが好きであります~!」
と叫んだところから、このコミックは単なるコメディからラブコメに変身し、人々の心を引き付けるドラマに変わった。
響子さんはこれで五代のことが好きになるからのなのだ。

で、外交についても同じようなことが言える。
相手が失礼なら失礼と言わなければならないし、ありがとうと感謝したい時は、しっかり「ありがとう」と言わなければならない。
これは世界の常識なのだが、それが分からない人達がいる。
日本の政治家先生たちだ。

あれだけ中国人が傍若無人の限りを尽くしているのに「沈黙」しているバカがどこの世界にいるだろうか。
ここにいる。
日本にいる。
野田佳彦とその閣僚がいる。

そもそも相手は日本人がブチ切れるのを待っているのだから、「沈黙」が正しいように思うに違いない。
日本企業が焼き払われても、日系ショッピングモールが略奪にあっても「黙っていれば」わかってもらえる。
アホなのである。
そんなことで、相手に気持ちが通じるわけはなく、他の国でも同様である。
「あれだけのことをされても日本の指導者は何も言わない。何も足さない。だから何をやっても構わない」
という異常事態が発生するのだ。

日本の首相としては、ああいう行為に対抗するには、はっきりと物を言わなければならない。
それしか、対応策がない。
たまたま中国は長年に渡り自国民にウソを突き通してきたという実績があり、この際首相自ら、
「南京大虐殺は朝日新聞と中共は作り上げたお伽話。証拠はどこにもありはしない」
とか、
「反日運動で職を失うのは中国人。中共指導者は貧富の差を広げようとしてるのか」
「騙されているのは中国国民だ。中国共産党は指導者層で利権を独占しようとしているだけだ」
なんて言えばいいのだ。

そもそも中国人は声がでかい。
東南アジアを旅行すると、声がでかいのは中国人と相場が決まっている。
レストランや観光地、列車や船やバスの中。
大声で話すのは中国人で、あの勢いで反日活動をされるとたまらない。

但し、日本にも中国人に負けない大声の人達がいる。
関西人だ。
とりわけ京阪神の三大都市出身者は世界中どこへ行っても関西弁で話すという性質を持っている。
しかも大声で。
橋下市長がやんや注目を浴びるのも、まずは声がでかいから。

ということで、関西人である私からもお願い。
ぼそぼそ話すな野田首相。
言いたいことがあれば大きな声で!
しっかり、はっきり、くっきりと。
この期に及んで黙り続けは、戦う前から敗れたり。

多分、日本国民は中国人以上に首相の顔も見たくないと思っているに違いない。


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