平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

人民

2023-05-10 09:45:25 | 政治問題

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そんなに目くじらを立てるほどのことではないんじゃないでしょうか。
ネトウヨは人民ときくとただちに人民日報や中核派を連想するのでしょうが、
昔の政治家は普通に使っていましたよ。田中正造も使っています。



亡国に至るを知らざれば之れ即ち亡国の儀につき質問
「田中正造全集第八巻、岩波書店」より抜粋

昨日も申上げまする通り、一昨日も申しまする通り、五人や十人の仕事ではございませぬ。
二里ばかりの間に跨って三千人五千人の間に人があって、その中に三百人の警察官が「サーベル」を皆揃えて鎧を以って槍の如く用いて吶喊した。
憲兵は発砲したと云うことを聞いたと云うことを沢山申しまするから、私は保証人でございませぬから、是は言うが儘にしておきますが、また撲るときには声を掛けた。
土百姓土百姓と各々口を揃えて云うたのである。巡査が人民を捕まえて土百姓と云う掛け声で撲った。此の土百姓と云う掛声は何から出るのである。
是れ即ち古河市兵衛に頼れて居るからして、鉱業主にあらざれば人間にあらず土百姓は人間ではないように常に話で聞いて居るからして、
此の安っぽい巡査警察官に至っては、ついそれが出るから、土百姓土百姓と云う掛声でうちのめしたのでございます。
口々に三百人の巡査が悉く土百姓と云う掛声を以ってひどい目にあわせた。そうして鬨の声を揚げた。勝鬨を揚げた。大勝利万歳の勝鬨を揚げたのでございます。
何たることである。一昨日も申し上げまする通り、被害民の方はこれまでも棒、短い「ステッキ」も持って居なかった。
今度は、よく世話人が指揮して、品行を正にし、静粛を旨とせよと申渡しをした位でございますから、煙管一本持った者がない位に静粛である。
これに対して何である。勝鬨を揚げるとは何だ。先ず今日までのところの報告に依りますれば、此の事件に附きましては、こんなものでございます。
また明後日までに聞えましたことがございますれば、それだけに附いて申し上げまする。
ただ今日は此の政府が安閑として太平楽を唱えてからに、また日本は何時までも太平無事で居るような心持をして居るのである。
是が心得が違うと云うことだ。どう云う量簡で居るかと云うことの質問が要点でございます。大抵な国家が滅びるまでは、自分は知らないもの、
自分に知れないものは何だと云うと、右左に附く所の君主を補佐する所の人間が、ずっと下まで腐敗して居って、是で貫徹しなくなるのである。
即ち、人民を殺すは己の身体に刃を当てると同じことであると云うことを知らない。
自分の大切なところの人民を自分の手に掛けて殺すと云うに至ってはもう極度で、是で国が亡びたと言わないでどうするものでございます。

 

でも、日本国憲法を一度でも読んだことのある人は「主権者たる国民」というでしょ。普通はね。
間違いではないけれど「主権者たる人民」ではしっくりきませんよ。
石垣のりこはアンポンタン・イカレポンチなので読んだことないのかもしれません。


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